韓国最大のイシュー
拙著は韓国の書店の政治分野でベストセラーになった。 しかし、これに対して尹錫悦政権はいかなる法的措置も取らず、反論もしていない。
今年9月には、日本の産経新聞の英語版ジャパンフォワードにタブレット捏造捜査問題を扱った筆者のインタビュー記事が掲載された。 この記事はジャパンフォワードで9月に最も多く読まれた記事に選ばれた。 また、これを福井県立大学の島田洋一名誉教授、インテリジェンスの専門家で評論家の江崎道朗氏などがX(旧ツイッター)で紹介してくれた。
にもかかわらず、尹錫悦政府は産経新聞やジャパンフォワードに抗議の電話一本もできずにいる。 国内の某放送局が大統領室の海外広報チームにこの問題について問い合わせたが、未だ回答を得られていない。
さらに、香港の有力週刊誌『亜洲週刊』に「監獄も恐れない韓国の独立ジャーナリストの邊熙宰、尹錫悦が『無辜』の朴槿恵の真相を明らかにする」というタイトルでタブレット捏造捜査関連のインタビュー記事が掲載された。すると、韓国のマスコミも韓国大統領の過去の犯罪を報道する海外メディアに対して、何の対応もできずにいる大統領室について遂に取材を始めた。 まもなく尹錫悦の犯罪、タブレット捏造疑惑は韓国最大のイシューになるだろう。
香港の有力週刊誌『亜洲週刊』に邊熙宰(ピョンヒジェ)氏のインタビュー記事が掲載
24年4月の総選挙まで持ちこたえられない
筆者は日本の知識人と日本のマスコミに強く申し上げたい。尹錫悦政権がこの一年間、親日路線を選んだのは、彼が韓日関係改善に対して何らかの信念があったからでは決してない。 彼は自らの捏造捜査で朴槿恵を弾劾、拘束させたことに対して、保守層の反発をなだめるためだけに韓米日同盟を繕っているだけなのだ。 その結果、北朝鮮、中国、ロシアが団結し、北東アジアの安全保障はむしろ不安定化している。
韓国メディアは検察の弾圧を恐れ、尹錫悦のタブレット捏造問題をまともに報道できずにいる。 このような時、友好国の知識人とマスコミがこの問題に対する真実の扉を開けてくれれば、今後の韓国の根強い反日情緒を克服することに大きく役立つのではないかというのが筆者の考えだ。
尹錫悦政権は来年4月の総選挙まで持ちこたえることも難しいだろう。 タブレット捏造の真実が明らかになり、尹錫悦が失脚した後、根本的に韓日関係を解決できる真の保守政権が発足することを願ってやまない。