利己的かつ稚拙な理由で安倍氏を標的
2025年12月7日の『サンデーモーニング』でとても気になったのは、山上徹也被告の被告人質問のニュースです。
膳場貴子氏:12月2日火曜日、安倍元総理銃撃事件の裁判で山上徹也被告はこの日、旧統一教会への恨みを募らせ、安倍氏を狙った理由として「私の認識だと旧統一教会と政治との関りの中心にいる方だと思っていた」と語りました。
また、犯行前日に旧統一教会の施設が入るビルに向かって銃撃したことについて問われると、安倍元総理と統一教会の関係が深いのは信者間では常識だったが、一般社会ではそう思われていないと思ったので、あらかじめ示しておかないと違う理由に思われる可能性があったからとしました。
被害者参加制度を利用して安倍元総理の妻、昭恵さんが裁判に出席した水曜日には、山上被告から昭恵さんに対して直接謝罪を述べることはありませんでしたが、翌日の最後の被告人質問では「ご家族に何の恨みもなかった。弁解の余地はない」と遺族に対して初めて謝罪をしました。
一方韓国では、旧統一教会トップ韓鶴子被告の初公判が開かれ、前の尹政権との癒着疑惑で起訴された内容を否認、翌日には李在明大統領が、旧統一教会を念頭に政治介入した宗教団体について解散命令を含めた法的な対応を検討するよう閣議で支持しました。
はい、これで山上氏への被告人質問が終わりました。政治と旧統一教会の距離の近さなど、あらためて見えてきましたが……
元村有希子氏:公判を1回も直に見られていないのですが、一連のやり取りの中、報道などを通じて浮かんできたのは宗教ビジネスの実態ですよね。人の不幸に付け込んで、信心を利用する形で寄付をどんどんさせる。その陰には崩れていく家庭や人の将来がある。もう一つは政治との距離です。
これらのコメントは無責任で意味不明です。
山上被告への被告人質問で明らかになったのは、山上被告は統一教会の信者からの伝聞やビデオメッセージを観た自分の認識をもって政治と教会が強い関係をもっていたと思うようになったということです。
この強い関係についての具体的な証拠が裁判で示されたわけではありません。
【元首相銃撃事件】被告人質問まとめ 本人が語った事件の詳細 | NHKニュース
https://news.web.nhk/newsweb/na/na-k10014995971000【NHK】奈良市で安倍元総理大臣を銃撃したとして殺人などの罪に問われている山上徹也被告(45)の裁判は、11月20日から12日4日にかけて5回にわたって、被告本人への質問が行われました。 母親の旧統一教会への

