性被害者を侮辱した「伊藤詩織」の正体 【後編】|小川榮太郎

性被害者を侮辱した「伊藤詩織」の正体 【後編】|小川榮太郎

「伊藤詩織」シリーズ第1弾!月刊『Hanada』10月号(完売御礼!)で、大反響を呼んだ小川榮太郎氏の「性被害者を侮辱した『伊藤詩織』の正体」の完全版がついに公開!伊藤詩織氏は本当に性被害者なのか。それとも――。マスコミがまったく報じなかった「事実」の扉が、いま開かれる――。


性被害者を侮辱した「伊藤詩織」の正体 【前編】

外国特派員協会での記者会見

監視カメラによって暴かれた伊藤詩織のウソ

全裸で待ち構えているところに、従業員が警察を連れて現れれば現行犯逮捕である。この一回の行為で人生は一巻の終わりだ。

もし山口氏がデートレイプドラッグ(以下、DRD)を使用したとすれば、その動機は伊藤氏に性行為の事実を気付かせないことにあったはずである。その場合、山口氏はなじみでない薄暗いバーなどで薬を入れ、伊藤氏を別室または別のホテルに宿泊させ、昏睡の最も深いチェックイン直後に姦淫し、着衣の乱れなど痕跡を消し、枕元に見舞の手紙を置くなどして速やかに立ち去るのではないか。

また、山口氏が薬を使っていなくとも、泥酔した女性への性的下心があったなら、寿司屋から100メートル足らずにラブホテルがあり、至近にシティホテルもある。高級ホテル内のバーが営業中の時間に、エントランスからフロントを数分掛けて女連れで部屋に入るのは、立場のある人間としてかなり大胆、無防備な振る舞いであろう。

伊藤氏の証言は、伊藤氏と山口氏が2人とも最もやりそうもないことばかりを主張しているのである。
 
だが、いずれにせよ、ブラックボックスはここで終わる。
 
午前5時50分過ぎに、2人の投宿したシェラトン都ホテルの合計3台の監視カメラが、伊藤氏がフロントを通り抜け、ホテルを立ち去って行く姿を捉えているからだ。
 
伊藤氏は、スキニーパンツとスプリングコートに身を包み、胸を張り、大股で力強く足早にホテルを出ていく。顔つきは晴れやかで落ち着いており、足取りもたしかだ。直前に強姦され、窒息死するかという深刻な暴行を受けた人間の姿とは到底信じられない。
 
不安、恐怖を背後に感じている時、人は歩幅が小さく、小走りになる。背後に神経を研ぎ澄まし、振り向くか、背中に全神経を集中させる。可能な限り早く山口氏の恐怖から逃れるには、フロントに逃げ込むのが一番よい。何しろ、暴行を受けたのは10分か15分前のことなのだ。

ところが、監視カメラが捉える伊藤氏はフロントに目もくれない。
 
スマートフォンをチェックするそぶりも、全く日常そのものだ。
 
何よりも、伊藤氏はこの時、山口氏から受けた暴行により、「凄い衝撃を受けて膝がずれてい」たはずである。歩行は困難だったに違いない。
 
ところが、監視カメラに映る伊藤氏は堂々たる闊歩ぶりで、膝にトラブルがあるようには全く見えない。
 
伊藤氏の証言と著しく異なる姿と評する他はない。

なぜ尿検査を求めなかったのか?

関連する投稿


暴かれたLGBT推進派の3つのウソ|山口敬之【WEB連載第24回】

暴かれたLGBT推進派の3つのウソ|山口敬之【WEB連載第24回】

LGBT法案の審議過程で、LGBT法成立を目指す推進派から数多くのウソと捏造報道情報がばら撒かれた――。ところが今月に入って、こうした主張がウソであったことが次々と明らかになってきている。ひとつひとつ解説していく。(サムネイルは稲田朋美議員Instagramより)


私が稲田朋美議員を批判する理由|島田洋一

私が稲田朋美議員を批判する理由|島田洋一

日本の政治史を見渡しても、稲田朋美氏ほど、保守派の期待をここまで裏切った政治家は他にいないのではないか。


「消費税大増税」の本心を露呈した岸田首相|山口敬之【WEB連載第22回】

「消費税大増税」の本心を露呈した岸田首相|山口敬之【WEB連載第22回】

岸田政権の「実績」は大半が「言うだけ」「検討するだけ」だが、岸田首相が「消費税大増税」にありとあらゆる手段を講じて邁進する腹づもりであることが年頭記者会見で露呈した――。(サムネイルは首相官邸HP)


虚しき岸田政権のコピペ外交|山口敬之【WEB連載第21回】

虚しき岸田政権のコピペ外交|山口敬之【WEB連載第21回】

11月13日、東アジアサミットで中国を名指しで批判した岸田首相。「岸田首相は覚醒した」「初めて毅然とした姿勢を示した」と評価する声も出たが、はたして本当にそうだろうか。岸田首相の発言を検証すると、バイデン大統領の発言と「ウリ二つ」であることがわかった――。(サムネイルは首相官邸HPより)


伊藤詩織氏の「いいね」訴訟はジャーナリズムの自殺行為だ|山口敬之【WEB連載第19回】

伊藤詩織氏の「いいね」訴訟はジャーナリズムの自殺行為だ|山口敬之【WEB連載第19回】

伊藤詩織氏は、ジャーナリストを自称している。ジャーナリストを標榜するのであれば、言論や表現の自由を出来るだけ制限しない社会を目指すのが当然だ。だが、伊藤氏が作り出そうとしているのは、「気軽にSNSボタンも押せない息苦しい社会」である――。


最新の投稿


副知事は退職金辞退なのに川勝知事は……自民県議団は5000万円返納を求めよ!|小林一哉

副知事は退職金辞退なのに川勝知事は……自民県議団は5000万円返納を求めよ!|小林一哉

不信任案決議にまでつながったボーナス未返納問題。しかし、まだ川勝知事には残されたカネの疑惑が……。


【反論】「インボイス反対派を完全論破する」を読んで|笹井恵里子

【反論】「インボイス反対派を完全論破する」を読んで|笹井恵里子

『Hanada』2023年9月号に「産業を破壊するインボイス制度」を寄稿したジャーナリストの笹井恵里子氏。それに対し、10月号ではデービッド・アトキンソン氏が「インボイス反対派を完全論破!」と題し反論をしましたが、今回はさらに笹井氏がアトキンソン氏に再反論!


「汚染魚食べろ」「人が住めない土地」「Fukushima Water」日本共産党の風評加害は組織的に行われていた|松崎いたる

「汚染魚食べろ」「人が住めない土地」「Fukushima Water」日本共産党の風評加害は組織的に行われていた|松崎いたる

日本共産党の度重なる風評加害の源泉は志位委員長による公式発言にあった!共産党が組織的に福島を貶め続ける理由は何か?『日本共産党 暗黒の百年史』の著者、松崎いたる氏による「ここが変だよ共産党」第8弾!


【今週のサンモニ】さすが「反日番組」!メディアの責任を日本国民にシレッと転嫁|藤原かずえ

【今週のサンモニ】さすが「反日番組」!メディアの責任を日本国民にシレッと転嫁|藤原かずえ

『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。今週も自分たちについては無視してジャニーズ性加害問題を報じております。


追い込まれた岸田政権、いまこそ大胆な政策を!|和田政宗

追い込まれた岸田政権、いまこそ大胆な政策を!|和田政宗

第2次岸田再改造内閣が昨日発足した。党役員人事と併せ、政権の骨格は維持。11人が初入閣し、女性閣僚は5人と過去最多タイとなった。岸田政権の支持率向上を狙うが、早速、「この内閣は何をする内閣なのか?」という疑問の声が私のもとに寄せられている――。(サムネイルは首相官邸HPより)