ハマス奇襲攻撃を予言したトランプ、評価が急上昇|石井陽子

ハマス奇襲攻撃を予言したトランプ、評価が急上昇|石井陽子

ハマスによるイスラエル奇襲攻撃を巡って米共和党強硬派の間で大激論が交わされている。そんな中、あの男の発言に注目が集まっている――。


「米国はイスラエルに対し、外交支援、情報共有、そして自国防衛に必要な軍需品を提供すべきであり、その一方で、米国の国益を向上させないような、より広範な中東地域での戦争を避けるよう、特別な注意を払うべきである。1. イスラエルに強力な情報支援を提供し、売却と譲渡の両方を通じて追加の軍事物資を提供するよう備える。2. 空席となっているエジプト、リビア、オマーンの各大使館を順次即座に補充する。3. イランの核開発計画の完全な段階的停止と、サウジアラビアと核技術を共有するというバイデンの破滅的な計画の即時終了を含め、中東におけるこれ以上の核拡散をすべて終わらせること。4. ハマスまたはパレスチナ・イスラム聖戦に従軍したことのある在留外国人の国外退去を急ぐこと。適切な場合には、イスラエルの拘置所への引き渡しも含む。5. イスラエルと協力して、ハマスの圧力から逃れることを望む平和的なパレスチナ人を受け入れてくれる国を特定し、彼らの移住を促進する。6. 国連に対し、イスラエルとそれを標的とするテロリストとの間に誤った同等性を引き出そうとするその歴史的パターンがもたらす結果について警告すること」

ラマスワミはこの同文を繰り返しXに投稿している。

ラマスワミ砲炸裂!

「ホワイトハウスには、一族を金持ちにするために外交政策を売り渡した一族が既にいる」
「ニッキー・ヘイリーは政府時代に莫大な利益を得て、彼女に報酬を支払った人々に繰り返し報いた。なぜエスタブリッシュメント側が彼女を支持し、彼女のスーパーPACの傀儡たちが今また彼女のサービスに入札しているのか、不思議でならない」
- 2004年の初当選後、最初の5年間で彼女の世帯収入は「3倍」になった
- 知事時代に数十万ドルの贈与を受けた
- 彼女に自家用ジェット機を貸した企業に数百万ドルの国家契約を与えた
- ボーイング社にサウスカロライナ州での1億2,000万ドルの優遇措置を与え、公務員を辞めた後はボーイング社の役員に就任した(筆者注:ヘイリーはサウスカロライナ州の元知事)
- 家族の軍事請負事業も含め、国連後の人生で800万ドル以上を稼いだ
- 「大統領選に出馬しながら」、取締役会から企業の自社株購入権付与を集めるという恥ずべき行為をしている

関連して、Foxニュースの有名司会者であるショーン・ハニティ氏は、番組のゲストにラマスワミを呼んだ。その中でラマスワミは、共和党がスーパーPACによって動かされるのは「共和党らしくない」と批判した。するとハニティはすかさず、ラマスワミが前回の大統領選では共和党支持者でもなかった点や、政府や防衛産業ではなく民間企業で働いてきたアウトサイダーである点で彼を攻撃した。彼が共和党のあり方に口を出す立場ではないとの旨を暗に示したのだ。

関連する投稿


自衛官の処遇改善、先送りにした石破総理の体たらく|小笠原理恵

自衛官の処遇改善、先送りにした石破総理の体たらく|小笠原理恵

「われわれは日本を守らなければならないが、日本はわれわれを守る必要がない」と日米安保条約に不満を漏らしたトランプ大統領。もし米国が「もう終わりだ」と日本に通告すれば、日米安保条約は通告から1年後に終了する……。日本よ、最悪の事態に備えよ!


韓国でも報じられない「尹錫悦大統領弾劾裁判」の真実 | 康容碩

韓国でも報じられない「尹錫悦大統領弾劾裁判」の真実 | 康容碩

尹錫悦氏と司法研修院の同期でYouTubeフォロワー100万人を誇る人気弁護士が独占インタビューで明かした「大統領弾劾裁判」の全貌。


日本人宇宙飛行士、月に行く|和田政宗

日本人宇宙飛行士、月に行く|和田政宗

今年の政治における最大のニュースは、10月の衆院選での与党過半数割れであると思う。自民党にとって厳しい結果であるばかりか、これによる日本の政治の先行きへの不安や、日本の昨年の名目GDPが世界第4位に落ちたことから、経済面においても日本の将来に悲観的な観測をお持ちの方がいらっしゃると思う。「先行きは暗い」とおっしゃる方も多くいる。一方で、今年決定したことの中では、将来の日本にとても希望が持てるものが含まれている――。


新総理総裁が直ちにすべきこと|島田洋一

新総理総裁が直ちにすべきこと|島田洋一

とるべき財政政策とエネルギー政策を、アメリカの動きを参照しつつ検討する。自民党総裁候補者たちは「世界の潮流」を本当に理解しているのだろうか?


トランプの真意とハリスの本性|【ほぼトラ通信4】石井陽子

トランプの真意とハリスの本性|【ほぼトラ通信4】石井陽子

「交渉のプロ」トランプの政治を“専門家”もメディアも全く理解できていない。トランプの「株価暴落」「カマラ・クラッシュ」予言が的中!狂人を装うトランプの真意とは? そして、カマラ・ハリスの本当の恐ろしさを誰も伝えていない。


最新の投稿


【今週のサンモニ】論理破綻な「旧統一教会解散命令」報道|藤原かずえ

【今週のサンモニ】論理破綻な「旧統一教会解散命令」報道|藤原かずえ

『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。


大相撲界に噂される「ブラックボックス」|なべやかん

大相撲界に噂される「ブラックボックス」|なべやかん

大人気連載「なべやかん遺産」がシン・シリーズ突入! 芸能界屈指のコレクターであり、都市伝説、オカルト、スピリチュアルな話題大好きな芸人・なべやかんが蒐集した選りすぐりの「怪」な話を紹介!


【今週のサンモニ】潔癖で党総裁になったのに潔癖でなかった石破首相|藤原かずえ

【今週のサンモニ】潔癖で党総裁になったのに潔癖でなかった石破首相|藤原かずえ

『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。


【読書亡羊】悪用厳禁の書! あなたの怒りは「本物」か  ジュリアーノ・ダ・エンポリ著、林昌弘訳『ポピュリズムの仕掛け人』(白水社)|梶原麻衣子

【読書亡羊】悪用厳禁の書! あなたの怒りは「本物」か ジュリアーノ・ダ・エンポリ著、林昌弘訳『ポピュリズムの仕掛け人』(白水社)|梶原麻衣子

その昔、読書にかまけて羊を逃がしたものがいるという。転じて「読書亡羊」は「重要なことを忘れて、他のことに夢中になること」を指す四字熟語になった。だが時に仕事を放り出してでも、読むべき本がある。元月刊『Hanada』編集部員のライター・梶原がお送りする時事書評!


自衛官の処遇改善、先送りにした石破総理の体たらく|小笠原理恵

自衛官の処遇改善、先送りにした石破総理の体たらく|小笠原理恵

「われわれは日本を守らなければならないが、日本はわれわれを守る必要がない」と日米安保条約に不満を漏らしたトランプ大統領。もし米国が「もう終わりだ」と日本に通告すれば、日米安保条約は通告から1年後に終了する……。日本よ、最悪の事態に備えよ!