「サンモニ」は中国の禁輸措置を想定していた?
アナウンサー:中国の輸入禁止の影響を強く受けているのは北海道のホタテです。中国への出荷を待っていますが、行き場を失うというのです。中国による水産物の全面輸入禁止が直撃しているのは北海道紋別市にある水産加工会社。この日、出荷したホタテが戻ってきました。
去年1年間の国内のホタテの輸出額は911億円、うち半分以上が中国向けでした。この会社だけで100トンのホタテが行き場を失いました。ホタテの養殖が盛んな北海道内浦湾…
ホタテ漁業者:中国への輸出があるからホタテの単価が上がってきたんだよね。国内販売ばっかりならガタガタと値段が下がっていくから本当にやっていけなくなる。
アナウンサー:大臣から汚染水発言が飛び出す中、政府に期待することは…
ホタテ漁業者:もちょっとしっかりしてくださいよって感じだよね。大臣なら
アナウンサー:政府は水産業者の支援に乗り出しましたが、問題解決の見通しは立っていません。
ホタテ漁業者は大臣を非難していますが、大臣の「汚染水」発言は中国共産党の禁輸に全く影響を与えていません。なぜなら中国共産党による禁輸措置の後の発言であるからです。
それに対して、『サンデーモーニング』青木理氏や目加田説子氏の「汚染水放出」発言は公共の電波を使った意図的なデマの拡散であり、中国共産党の禁輸に大きな影響を与えた可能性があります。『サンデーモーニング』が風評加害者であることは明確な事実です。
アナウンサー;中国はこれまでも外交問題に対して経済的な圧力をかけてくる手法を取ってきました。今回、中国は水産物の規制をこれまでの日本の10都県から全国に拡大しました。
日本の水産物の輸出先のトップは中国で金額は871億円、全体の22.5%を占めています。中国の規制強化について汚染水発言があった野村水産大臣は「どのくらい拡大していくのかは全く想定していませんでした」と発言。
野党は「当然想定し、対応を準備していると思っていた。あまりに楽観的だ」と批判しています
田中優子氏:中国の経済的圧力は今までにあったわけですから当然想定すべきだった。
三輪記子氏:プロセスが凄く変だ。そもそも処理水を放出することがあったら、その後どういう反応が近隣諸国からあるかということを想定して、こういう被害が出そうだからここにはこういう手当をしますということがまず先にあってしかるべきであるにもかかわらず、やってしまってから対策をしますというのは順番が逆だ。そういうコミュニケーションがないままどんどん進んで行くところに凄い危惧をおぼえる。
『サンデーモーニング』は、「大臣があまりに楽観的」「中国の経済的圧力を当然想定すべき」と中国の禁輸措置を想定できなかった政府を批判しています。
しかしながら、この批判を前提にして結論を導けば、『サンデーモーニング』は、中国の禁輸措置があることを確信的に想定して「汚染水放出」というデマを拡散していたことになります。彼らは、日本を貶める日本国民の明確な敵であると言わざるを得ません。
ちなみに政府は、実際には風評被害を事前に想定しており、風評被害対策費として800億円を計上することを明言しています。
本来、この風評被害対策費を支払う責任があるのは、『サンデーモーニング』などの風評加害者であり、風評被害者である国民がこんな大金を支払わされるのは理不尽の極致です。国民は、一部のマスメディア・国会議員・活動家・SNSインフルエンサーなど、風評加害者を特定し、損害賠償を求めるべく行動するのが妥当です。