松原氏のコメントは、政府や東電が積極的に行っている丁寧な説明や透明なデータ開示の存在を「ないもの」であるかのようにミスリードするものであり、国民に不必要な不安を与えるものです。
そもそも、福島で海洋放出されるALPS処理水の年間被曝量は0.0000018~0.0000207mSvであり、日本人が自然界から受けている年間被曝量2.1mSvの百万分の一~十万分の一です。常識的に考えれば、処理水の海洋放出は、健康被害が発生する可能性はほぼゼロに等しいと言えます。
日本国民はもうテレビを信頼するのをやめましょう。彼らは、処理水放出事案では「ないもの」を「あるもの」のようにでっち上げ、ジャニーズ性加害問題では「あったこと」を「なかったこと」のように隠蔽しました。彼らは国民を完全にバカにして騙しているのです。
個人ブログ「マスメディア報道のメソドロジー」にて、論理学や心理学の定義に基づいた、メディアの報道・政治家の議論における論理的誤謬などの問題点を指摘。「ひるおび」「報道ステーション」「NEWS23」「サンデーモーニング」などの具体的な放送内容や議員の答弁、記者の発言などを例示しての論理的な分析が話題を呼んでいる。記事の一部を言論プラットフォーム「アゴラ」にも転載中。