歩いて下校途中の小学生の列にトラックが突っ込み、男女5人が死傷する事故が千葉県で起こっている。同じような事故が起こったとしても不思議ではない。その場合、運転手が無免許の可能性が高いだけに、補償の点で、もっと悲惨な結果を招くかもしれない。
それだけではない。これら解体工のトラック、他にも問題はある。
「彼らのトラックは積み方が酷いので、走行中によく落下させるんです」(地元住民)
それを知っている地元の人は、道路では極力、彼らのトラックの後ろを走らないようにするのだという。
見逃されている仮放免者
難民申請を出してこれまで認定されたクルド人は過去にたったの一人。とすると、解体業者をしているクルドの人たちは仮放免ばかりのはずである。仮放免では仕事はしてはいけないはずなのに仕事をしているとはどういうことなのだろう。
川口市議会議員の奥富精一氏はいう。
「実際のところ仮放免者の労働は見逃されているというのが現状です」
確かにそれに関してはわかる気もする。仮放免だったら働いてはいけないというのを徹底すれば、彼らは生きるために、犯罪に手を染めかねない。
仮放免といういわば住民として本来は存在しないことになっている人たち――社会保険の対象から外れるのはもちろんだが、その一方で税金も納めていない。
「雇っている企業がまとめて税務署に源泉徴収という形で申請はします。しかし一方、それぞれの雇われている人たちが税金を払うことはありません」(奥富議員)
仮放免の人たちが働くことを百歩譲って、目をつぶったとしても、問題はまだある。
というのも彼らが建物の解体で出た廃材などが隣の県にある桐生市にまとめて大量に捨てられ、公害問題化しているからだ。
(上毛新聞ニュースサイトより)
記事には、次のように記してあった。