【赤いネットワークの闇】仁藤夢乃の師匠と〝西早稲田〟|池田良子

【赤いネットワークの闇】仁藤夢乃の師匠と〝西早稲田〟|池田良子

〝西早稲田〟をはじめとする赤いネットワークの危険を察知していた安倍元総理。だが、自民党議員の多くは無関心か無知である。北村晴男弁護士は言う。「詐欺師に一見して『悪い人』はいない。『いい人』だと思われなければ人を騙すことなどできないからだ」。(サムネイルは仁藤夢乃氏twitterより)


このイラストは、2000年に開催された「女性国際戦犯法廷」の象徴として飾られているとのこと。この「法廷」には、朴元淳(元ソウル市長。検事役で参加し昭和天皇を起訴した人物であり、2020年、女性への強制わいせつ等の罪で告訴状が警察に受理された翌日に自殺)のほか、黄虎男(北朝鮮の工作員として日本政府が入国拒否)、土井たか子社民党党首から金を受け取っていたとされる挺対協(現・正義連)代表の尹貞玉などが参加している。

なお、土井と言えば、北朝鮮工作員の辛光洙らに弟を拉致された原耕一が「(土井が)北朝鮮は紳士的な国だというような意味の発言をしていた」というように、北朝鮮に関わるエピソードに事欠かない人物だ。

Getty logo

2020年7月、ソウル市北部の山中で遺体として発見された朴元淳

Getty logo

1989年、韓国で逮捕された辛光洙容疑者の釈放を求める嘆願書に署名した土井たか子

赤石千衣子と「第4インターナショナル」

仁藤は韓国を訪れ、「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連)が主催する「水曜デモ」に複数回参加していることをツイート。正義連のホームページに掲載されている後援団体の一覧には、「日本COLABO」の名がある。

JANICは、昨年12月9日、仁藤をコーディネーターとする「性売買の実態と女性の人権を考える」というイベントを開催。また、JANICの2020年の助成先団体には、赤石千衣子が理事長を務めるNPO法人「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」や、NPO法人「ぱっぷす」が含まれている。「ぱっぷす」の元副理事長の北原みのりは、「Colaboと仁藤夢乃さんを支える会」の呼びかけ人の一人である。

赤石は、以前、「ふぇみん婦人民主クラブ」の代表を務めていた。この団体は、1946年に結成された女性団体「婦人民主クラブ」が分裂した際、過激派暴力集団を支援する活動家らが作った団体を母体とし、1984年に「中核派系」と「第4インターナショナル系」で内ゲバがおき再分裂した結果、設立されたとのことである。なお、「第4インターナショナル(日本革命的共産主義者同盟)」は成田闘争(後述)に積極的に関与したことで知られる団体だ。

2013年、大阪府警の公安三課(過激派担当)が「日本軍『慰安婦』問題・関西ネットワーク」のメンバー宅などを捜索し4名を傷害容疑で逮捕した。これに対し、各種団体が連名で抗議文を発表したが、そのなかにはふぇみん婦人民主クラブの名もある。なお、赤石自身、挺対協が運営する「『戦争と女性の人権博物館』日本建設委員会」に資金を拠出している。

関連する投稿


トランプ前大統領暗殺未遂と政治家の命を軽視する日本のマスメディア|和田政宗

トランプ前大統領暗殺未遂と政治家の命を軽視する日本のマスメディア|和田政宗

7月13日、トランプ前大統領の暗殺未遂事件が起きた。一昨年の安倍晋三元総理暗殺事件のときもそうだったが、政治家の命を軽視するような発言が日本社会において相次いでいる――。


安倍元総理の命日にあたり、その功績を改めて記す|和田政宗

安倍元総理の命日にあたり、その功績を改めて記す|和田政宗

本日は安倍晋三元総理の命日。安倍元総理が凶弾に倒れてから2年を迎えた。改めてご冥福をお祈りするとともに、非道な暗殺を満身の怒りをもって非難する。


辺野古の反基地運動には極左暴力集団が入り込んでいる|和田政宗

辺野古の反基地運動には極左暴力集団が入り込んでいる|和田政宗

6月28日の午前10時過ぎ沖縄県名護市安和で、辺野古の反基地運動により警備員に死者が出てしまった。反基地運動の活動家たちは、これまでも走行しようとするダンプカーの下に入り込むなど危険な行為を繰り返していた。そして、今回、それを制止しようとした警備員が亡くなったのである――。


憲法改正の国会発議はいつでもできる、岸田総理ご決断を!|和田政宗

憲法改正の国会発議はいつでもできる、岸田総理ご決断を!|和田政宗

すでに衆院の憲法審査会では4党1会派の計5会派が、いま行うべき憲法改正の内容について一致している。現在いつでも具体的な条文作業に入れる状況であり、岸田総理が決断すれば一気に進む。


6月10日施行の改正入管法で一体、何が変わるのか?|和田政宗

6月10日施行の改正入管法で一体、何が変わるのか?|和田政宗

不法滞在者や不法就労者をなくす私の取り組みに対し、SNSをはじめ様々な妨害があった――。だが、改正入管法施行の6月10日以降、誰が正しいことを言っているのか明らかになっていくであろう。(写真提供/時事)


最新の投稿


【読書亡羊】初めて投票した時のことを覚えていますか? マイケル・ブルーター、サラ・ハリソン著『投票の政治心理学』(みすず書房)

【読書亡羊】初めて投票した時のことを覚えていますか? マイケル・ブルーター、サラ・ハリソン著『投票の政治心理学』(みすず書房)

その昔、読書にかまけて羊を逃がしたものがいるという。転じて「読書亡羊」は「重要なことを忘れて、他のことに夢中になること」を指す四字熟語になった。だが時に仕事を放り出してでも、読むべき本がある。元月刊『Hanada』編集部員のライター・梶原がお送りする時事書評!


【今週のサンモニ】暴力を正当化し国民を分断する病的な番組|藤原かずえ

【今週のサンモニ】暴力を正当化し国民を分断する病的な番組|藤原かずえ

『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。


正常脳を切除、禁忌の処置で死亡!京都第一赤十字病院医療事故隠蔽事件 「12人死亡」の新事実|長谷川学

正常脳を切除、禁忌の処置で死亡!京都第一赤十字病院医療事故隠蔽事件 「12人死亡」の新事実|長谷川学

正常脳を切除、禁忌の処置で死亡――なぜ耳を疑う医療事故が相次いで起きているのか。その実態から浮かびあがってきた驚くべき杜撰さと隠蔽体質。ジャーナリストの長谷川学氏が執念の取材で事件の真相を暴く。いま「白い巨塔」で何が起きているのか。


トランプ前大統領暗殺未遂と政治家の命を軽視する日本のマスメディア|和田政宗

トランプ前大統領暗殺未遂と政治家の命を軽視する日本のマスメディア|和田政宗

7月13日、トランプ前大統領の暗殺未遂事件が起きた。一昨年の安倍晋三元総理暗殺事件のときもそうだったが、政治家の命を軽視するような発言が日本社会において相次いでいる――。


【今週のサンモニ】テロよりもトランプを警戒する「サンモニ」|藤原かずえ

【今週のサンモニ】テロよりもトランプを警戒する「サンモニ」|藤原かずえ

『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。