このイラストは、2000年に開催された「女性国際戦犯法廷」の象徴として飾られているとのこと。この「法廷」には、朴元淳(元ソウル市長。検事役で参加し昭和天皇を起訴した人物であり、2020年、女性への強制わいせつ等の罪で告訴状が警察に受理された翌日に自殺)のほか、黄虎男(北朝鮮の工作員として日本政府が入国拒否)、土井たか子社民党党首から金を受け取っていたとされる挺対協(現・正義連)代表の尹貞玉などが参加している。
なお、土井と言えば、北朝鮮工作員の辛光洙らに弟を拉致された原耕一が「(土井が)北朝鮮は紳士的な国だというような意味の発言をしていた」というように、北朝鮮に関わるエピソードに事欠かない人物だ。
赤石千衣子と「第4インターナショナル」
仁藤は韓国を訪れ、「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連)が主催する「水曜デモ」に複数回参加していることをツイート。正義連のホームページに掲載されている後援団体の一覧には、「日本COLABO」の名がある。
JANICは、昨年12月9日、仁藤をコーディネーターとする「性売買の実態と女性の人権を考える」というイベントを開催。また、JANICの2020年の助成先団体には、赤石千衣子が理事長を務めるNPO法人「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」や、NPO法人「ぱっぷす」が含まれている。「ぱっぷす」の元副理事長の北原みのりは、「Colaboと仁藤夢乃さんを支える会」の呼びかけ人の一人である。
赤石は、以前、「ふぇみん婦人民主クラブ」の代表を務めていた。この団体は、1946年に結成された女性団体「婦人民主クラブ」が分裂した際、過激派暴力集団を支援する活動家らが作った団体を母体とし、1984年に「中核派系」と「第4インターナショナル系」で内ゲバがおき再分裂した結果、設立されたとのことである。なお、「第4インターナショナル(日本革命的共産主義者同盟)」は成田闘争(後述)に積極的に関与したことで知られる団体だ。
2013年、大阪府警の公安三課(過激派担当)が「日本軍『慰安婦』問題・関西ネットワーク」のメンバー宅などを捜索し4名を傷害容疑で逮捕した。これに対し、各種団体が連名で抗議文を発表したが、そのなかにはふぇみん婦人民主クラブの名もある。なお、赤石自身、挺対協が運営する「『戦争と女性の人権博物館』日本建設委員会」に資金を拠出している。