韓国の反日プロパガンダを撃退せよ!|和田政宗

韓国の反日プロパガンダを撃退せよ!|和田政宗

なぜ韓国は「反日プロパガンダ」から卒業できないのか。韓国のプロパガンダの元になっているのは、日本の朝鮮統治が「植民地支配」「侵略」であったというものだが、当時の日本の統治は、「植民地支配」とも「侵略」とも言えないのである――。


「植民地支配」とも「侵略」とも言えない

Getty logo

韓国のプロパガンダの元になっているのは、日本の朝鮮統治が「植民地支配」「侵略」であったというものだが、これに対しても正確な事実を認識し、しっかりとした反論や説明ができるようにしておかなくてはならない。

私は平成27(2015)年3月に、村山談話における「植民地支配」「侵略」とは、我が国が行ったどのような行為を指すものか、定義は何か、を質問主意書で政府に質した。これに対する政府の閣議決定を経た回答は、「植民地支配及び侵略の定義については様々な議論があり、お尋ねについてお答えすることは困難である」というものであった。

政府の答弁は、日本政府としての見解のみならず、当時を含めた国際的な法解釈をもとに行われており、すなわち、当時の日本の統治は、「植民地支配」とも「侵略」とも言えないのである。

こうした事実を正確に世界に広げることで、韓国のプロパガンダに対抗していかなくてはならない。過去の韓国の歴史や、他民族に統治されたことを快く思わない人々がいることなど、韓国の国家としての特徴や国民性を理解した上で、韓国による嘘も織り交ぜながら行われるプロパガンダを防いでいかなければならない。

韓国のプロパガンダに加え、欧米においても「日本は帝国主義であった」という誤った認識から韓国側に立つ人々もおり、「いつも事実を言っているのは日本である」という認識を、政府は総力を挙げて広める必要がある。

私が各国で首脳や議員と会談すると、韓国や中国のプロパガンダが影響している発言が実際に見られる。政府のしっかりとした対応を促すとともに、私も各国訪問の際に国会議員として、最新のアジア情勢とともに正確な歴史を打ち込んでいきたい。

月刊『Hanada』2022年9月号

「嘘の新聞」と「煽るテレビ」 Kindle版

関連する投稿


進化する自衛隊隊舎 千僧駐屯地に行ってみた!|小笠原理恵

進化する自衛隊隊舎 千僧駐屯地に行ってみた!|小笠原理恵

かつての自衛隊員の隊舎といえば、和式トイレに扇風機、プライバシーに配慮がない部屋配置といった「昭和スタイル」の名残が色濃く残っていた。だが今、そのイメージは大きく変わろうとしている。兵庫県伊丹市にある千僧駐屯地(せんぞちゅうとんち)を取材した。


変わりつつある自衛官の処遇改善 千僧駐屯地に行ってみた!|小笠原理恵

変わりつつある自衛官の処遇改善 千僧駐屯地に行ってみた!|小笠原理恵

自衛隊員の職務の性質上、身体的・精神的なストレスは非常に大きい。こうしたなかで、しっかりと休息できる環境が整っていなければ、有事や災害時に本来の力を発揮することは難しい。今回は変わりつつある現場を取材した。


終戦80年に思うこと「私は『南京事件』との呼称も使わない」|和田政宗

終戦80年に思うこと「私は『南京事件』との呼称も使わない」|和田政宗

戦後80年にあたり、自虐史観に基づいた“日本は加害者である”との番組や報道が各メディアでは繰り広げられている。東京裁判や“南京大虐殺”肯定派は、おびただしい数の南京市民が日本軍に虐殺されたと言う。しかし、南京戦において日本軍は意図的に住民を殺害したとの記述は公文書に存在しない――。


旧安倍派の元議員が語る、イランがホルムズ海峡を封鎖できない理由|小笠原理恵

旧安倍派の元議員が語る、イランがホルムズ海峡を封鎖できない理由|小笠原理恵

イランとイスラエルは停戦合意をしたが、ホルムズ海峡封鎖という「最悪のシナリオ」は今後も残り続けるのだろうか。元衆議院議員の長尾たかし氏は次のような見解を示している。「イランはホルムズ海峡の封鎖ができない」。なぜなのか。


「ある意味、地獄が待ってます」退職自衛官を苦しめる若年給付金の返納ルール|小笠原理恵

「ある意味、地獄が待ってます」退職自衛官を苦しめる若年給付金の返納ルール|小笠原理恵

ある駐屯地で合言葉のように使われている言葉があるという。「また小笠原理恵に書かれるぞ!」。「書くな!」と恫喝されても、「自衛隊の悪口を言っている」などと誹謗中傷されても、私は、自衛隊の処遇改善を訴え続ける!


最新の投稿


絶対に総理にしてはいけない小泉進次郎|長尾たかし【2025年11月号】

絶対に総理にしてはいけない小泉進次郎|長尾たかし【2025年11月号】

月刊Hanada2025年11月号に掲載の『絶対に総理にしてはいけない小泉進次郎|長尾たかし【2025年11月号】』の内容をAIを使って要約・紹介。


自公連立解消!? 公明党は高市さんともやっていけます|伊佐進一【2025年11月号】

自公連立解消!? 公明党は高市さんともやっていけます|伊佐進一【2025年11月号】

月刊Hanada2025年11月号に掲載の『自公連立解消!? 公明党は高市さんともやっていけます|伊佐進一【2025年11月号】』の内容をAIを使って要約・紹介。


【今週のサンモニ】時間差で起きた谷口真由美vs寺島実郎|藤原かずえ

【今週のサンモニ】時間差で起きた谷口真由美vs寺島実郎|藤原かずえ

『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。


「信じるか、信じないかはあなた次第」コナン・ドイルとトーマス・エジソンがはまった“見えない世界”|松崎いたる

「信じるか、信じないかはあなた次第」コナン・ドイルとトーマス・エジソンがはまった“見えない世界”|松崎いたる

信じたいものを信じる―ーそれが人間の根本的心理。オカルトにはまった偉人たち。コナン・ドイルとトーマス・エジソンが追い求めた「妖精」と「心霊」。私たちは、ドイルやエジソンの試行錯誤を「馬鹿げている」などと笑うことは決してできない。


抗日戦争勝利記念式典は「世紀の大噓」|古森義久【2025年11月号】

抗日戦争勝利記念式典は「世紀の大噓」|古森義久【2025年11月号】

月刊Hanada2025年11月号に掲載の『抗日戦争勝利記念式典は「世紀の大噓」|古森義久【2025年11月号】』の内容をAIを使って要約・紹介。