石原慎太郎氏の功績と第三極のジレンマ|和田政宗

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石原慎太郎先生が携わった「たちあがれ日本」結党からの流れは、その後の第三極の本格化に大いに寄与した。今回は、私もかつて所属していた第三極のこれまでの流れ、強みと弱みを分析したい。第三極が勢力をさらに拡大するのか、それともしぼんでしまうのか、第三極にとって今回の参院選は大きな岐路となる。


第三極にとって今回の参院選は大きな岐路

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「第三極の足元は脆弱である」

私が次世代の党の幹事長時代に目指していたのは、衆議院の各小選挙区で1万票を取れる政党になることであった。そうすれば足元がしっかりし、衆院選の11の各ブロックにおいて1議席を確保、参議院選挙の全国比例代表では3議席を確保できる。こうしたことを目指し支持拡大に努めたが、かなり苦戦を強いられた。

自民党のさらに右に旗を立て、その部分での保守層の支持は強かったのだが、党の知名度不足に苦しみ、次の国政選挙である参院選までの時間も限られた。そして、党名変更が中山恭子代表のもとなされた後の平成28(2016)年の参院選では議席獲得がならず、結局、次世代の党も幕を閉じることとなった。私は政策実現のため、無所属を経て自民党に入党した。

一方、一時は議席を減らした日本維新の会がここまで躍進できたのはなぜか。

それは大阪府と大阪市で改革を行い、その実績が支持を得ていること。それをもとに維新系の首長を次々に誕生させてきたことと、関西を中心に多くの地方議員を生み出してきたことにある。維新は、時間をかけてこれらを構築した。

しかしその課題は、維新が第三極であっても「野党」であるというところにある。地方においては首長や議会の多数を獲得することで政策の実現が可能であるが、国政では第三極といえども野党では政策の実現はできない。このジレンマに対し、「維新は国政において実現できことが少ない」との不満が国民にたまる可能性がある。

今回の参院選においても維新が昨年の衆院選のような支持を集めるかが注目であるし、次世代の党の元メンバーなどが参画する保守系の参政党などがどのような支持を集めるか。第三極が勢力をさらに拡大するのか、それともしぼんでしまうのか、第三極にとって今回の参院選は大きな岐路となる。

第三極の戦い方に注目するとともに、何よりも自民党の勝利のため力を尽くしていく。

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