日本共産党の政治詐欺と買収を告発|松崎いたる

日本共産党の政治詐欺と買収を告発|松崎いたる

元共産党員が決意の告発!繰り返される政治詐欺や買収行為の横行。そして、激減する党員数。資金源である「しんぶん赤旗」購読者も減り続け、もはや党の存続すら危ういのが実態だ。遂に反日政党・日本共産党の「消滅カウントダウン」が始まった!


ここで民青について説明しておこう。民青は、正式名称を日本民主青年同盟という。「共産党の下部組織」と言えば、必ず「民青は独立した青年組織で、下部組織というのはデマだ」と共産党と民青は声を揃えて反論するのだが、民青の「規約」には「日本共産党を相談相手に、援助を受けて活動」すること、「科学的社会主義と日本共産党の綱領を学ぶ」組織であることが明記されている。実態も、民青幹部は全員共産党員であり、その時々の活動方針も共産党が指示しており、党の下部組織そのものである。  

共産党が民青を重視するのは、民青が若い共産党員の供給源になっているからである。  

いくら政治的関心が高くても、いきなり共産党に入党する青年などいない。そこで「民青で政治や社会のことを一緒に勉強しよう」と誘いこむのである。中国や北朝鮮を見て共産党や社会主義への拒否感を持つ青年も多いが、それでも「本当の社会主義について議論してみよう」と誘う。  

だが、そのような「民青加盟→共産党入党」という基本路線も、私が入党した八〇年代には崩れ始めていた。そもそも、民青や共産党の話を聞こうという青年に出会えなくなっていた。  

私が現役の民青同盟員だったとき、年中、同盟員拡大のノルマ達成を迫られていた。大学の新入生歓迎(新歓)の時期が一番のかき入れ時だが、それ以外の時期も学生が住んでいそうなアパートを訪ねては「民青の学習会に参加しませんか」と対話を試みるのである。だが、初対面の人間が突然訪問してきて、話を聞いてくれるわけがない。一度も成功したことがなかった。

「コインランドリー勧誘」

Getty logo

それでもあるとき、東京都内の民青同盟員が集まる会議で、成果を上げたという経験報告があった。  報告者は民青東京都委員会の幹部だったが、「月末になってもその月の同盟員拡大の成果がなく困った」という。そこでその幹部は深夜のコインランドリーに行き、洗濯に来る青年を待ち伏せたというのである。  

幹部が「夜のコインランドリーには孤独な青年たちが集まってきます。彼らは人とのつながりに飢えています。話ができるテーブルもイスもあり、コインランドリーは同盟拡大の絶好の場所です」と自慢気に話していたことをいまでもよく覚えている。  

当時から「そんなやり方はやり過ぎだろう」と感じていたが、学生の住む場所がアパートからオートロックのワンルームマンションに変わり、コインランドリーには防犯カメラが設置されるようになった現在では、当時のやり方はできなくなっている。  

いまではインターネット上でのSNSを重視しているようだ。勧誘の際の「売り」も、政治の学習会というより、たこ焼きパーティー、バーベキューなどの「お楽しみ会」がメインになってきている。

公選法違反の疑い

関連する投稿


衆院解散、総選挙での鍵は「アベノミクス」の継承|和田政宗

衆院解散、総選挙での鍵は「アベノミクス」の継承|和田政宗

「石破首相は総裁選やこれまで言ってきたことを翻した」と批判する声もあるなか、本日9日に衆院が解散された。自民党は総選挙で何を訴えるべきなのか。「アベノミクス」の完成こそが経済発展への正しい道である――。


新総理総裁が直ちにすべきこと|島田洋一

新総理総裁が直ちにすべきこと|島田洋一

とるべき財政政策とエネルギー政策を、アメリカの動きを参照しつつ検討する。自民党総裁候補者たちは「世界の潮流」を本当に理解しているのだろうか?


憲法改正の国会発議はいつでもできる、岸田総理ご決断を!|和田政宗

憲法改正の国会発議はいつでもできる、岸田総理ご決断を!|和田政宗

すでに衆院の憲法審査会では4党1会派の計5会派が、いま行うべき憲法改正の内容について一致している。現在いつでも具体的な条文作業に入れる状況であり、岸田総理が決断すれば一気に進む。


わが日本保守党と「4つの縦糸」|小坂英二

わが日本保守党と「4つの縦糸」|小坂英二

なぜ完全無所属から日本保守党結党メンバーの地方議員となったのか――小坂英二東京都荒川区議会議員がはじめて綴った日本保守党と祖国への熱き想い。


自衛隊員靖国参拝で防衛省内に共産党の内通者|松崎いたる

自衛隊員靖国参拝で防衛省内に共産党の内通者|松崎いたる

自衛隊員の靖国参拝の情報を赤旗と毎日新聞にリークした者を突き止めようとする防衛省と、防衛省内にいる内通者を守ろうとする共産党――事の本質は安全保障に直結する深刻な問題だった。


最新の投稿


衆院解散、総選挙での鍵は「アベノミクス」の継承|和田政宗

衆院解散、総選挙での鍵は「アベノミクス」の継承|和田政宗

「石破首相は総裁選やこれまで言ってきたことを翻した」と批判する声もあるなか、本日9日に衆院が解散された。自民党は総選挙で何を訴えるべきなのか。「アベノミクス」の完成こそが経済発展への正しい道である――。


【今週のサンモニ】偽善と悪意に溢れたコメント連発|藤原かずえ

【今週のサンモニ】偽善と悪意に溢れたコメント連発|藤原かずえ

『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。


なべやかん遺産|「スーパーパワー」

なべやかん遺産|「スーパーパワー」

芸人にして、日本屈指のコレクターでもある、なべやかん。 そのマニアックなコレクションを紹介する月刊『Hanada』の好評連載「なべやかん遺産」がますますパワーアップして「Hanadaプラス」にお引越し! 今回は「スーパーパワー」!


【今週のサンモニ】石破氏を美化していた『サンモニ』|藤原かずえ

【今週のサンモニ】石破氏を美化していた『サンモニ』|藤原かずえ

『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。


【読書亡羊】自民党総裁選候補者、全員の著作を読んでみた!

【読書亡羊】自民党総裁選候補者、全員の著作を読んでみた!

その昔、読書にかまけて羊を逃がしたものがいるという。転じて「読書亡羊」は「重要なことを忘れて、他のことに夢中になること」を指す四字熟語になった。だが時に仕事を放り出してでも、読むべき本がある。元月刊『Hanada』編集部員のライター・梶原がお送りする時事書評!