国谷キャスターが語る「 NHK の公平性」――高橋源一郎編『憲法が変わるかもしれない社会』|編集部

国谷キャスターが語る「 NHK の公平性」――高橋源一郎編『憲法が変わるかもしれない社会』|編集部

編集部・梶原の「リベラル本 ずぼら書評」


高橋 2014年7月には、憲法解釈の変更について、菅義偉官房長官に厳しい質問をして菅さんがキレそうになるという場面もありました。有名なのは、ラスト1問を30秒くらい前に質問して、まるで菅官房長官を追い込むように……問い詰めて行った(笑)。

そのときも、政府の代弁者たる官房長官に対して鋭く切り込むのはメディアとしてはまっとうで王道を行っているなと、一視聴者としては思ったのですが、やはりあのあと大変だったんでしょうか?

 国谷 私の失態は、ラスト30秒を切ったところで、「しかし、そもそも解釈を変更したということに対する原則の部分での違和感や不安は、どうやって払拭していくのか」という質問を投げかけてしまったことです。時間オーバーになってしまい、相手に答えていただく十分な時間を与えなかったという、大変失礼なことをしてしまった。これは私のミス。で、そのあとですよね。

 高橋 はい、その後が問題です。

 国谷 その後がよくわからないんですよね。私のところには直接来なかったので……何が起きたのか。

 高橋 なんかあったみたいですね。それがあって、結局降板した。

 国谷 いえいえ、そんなにストレートなことじゃないです(笑)。私が降板するまで、その後2年あるわけですから〉

実に歯切れの悪い国谷さん。このあと、番組の「出家詐欺」を巡る報道でのヤラセ疑惑が浮上したこと、NHK上層部のことにも触れながら日米関係への影響に切り込んだアメリカのケネディ駐日大使のインタビューと、この「菅事件」の3つで「技あり→降板」となったのではないかと聞かれ、こう答えています。

国谷 まあそうですね……きっと技があったんでしょう(笑)。

 高橋 分かりました、もうそれ以上は追及しません。国谷さんもこれから長い人生を生きていかなきゃいけないわけですし(笑)〉

これまた歯切れが悪い。ただ、降板は「菅事件」から2年後……これをどう見るかは人それぞれでしょうが、「官邸の圧力はあった」派の方々も、当事者のご意見をご参考ください。

NHKは公平公正か?

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