あの時、あの集会に集まってきた私たちは、共通の見解を持っていました。
「第一次安倍政権、麻生政権がマスコミの偏向報道・ねつ造報道によって潰された」
「中川昭一先生の無念を晴らさなければいけない」
「私たちは民主党の危険性を訴えてきた」
当時の私たちは「民主党政権から自民党政権への政権交代」だけを目指していたわけではありません。私たちが強く支持していた第一次安倍政権を支え切れなかった“後悔”、その後の福田政権という親中派の政権を誕生させた自民党に対する“怒り”、そして麻生政権を支えられず、民主党の鳩山政権という非常に危険な政権交代が起きたことの“敗北”、さらに偉大なる保守政治家中川昭一先生の死という“絶望”。
勝利に涙した
こうした共通の認識が、ネットを中心に団結力を生み出し、当時の安倍総裁候補の岩盤支持層が構築されていったと思います。
ただし、安倍総理の岩盤支持層も政策によって対立や分裂を繰り返したため、決して確固たる塊だったわけではありません。平成25年TPP交渉参加表明、平成26年消費税5%から8%増税、平成27年日韓合意など、支持層の中で評価が分かれた政策決定は多々あります。
それでも、平成24年の自民総裁選挙において、我々は外野から全力で安倍総裁誕生を応援してきた“情熱”を覚えているからこそ、その後の第二次安倍政権を支えてきたのではないでしょうか。
同年9月20日の秋葉原駅前ロータリーで開かれた「自民党総裁選挙演説会 安倍晋三候補個人演説会」では、数千人の人々が熱狂し、9月26日の自民党総裁選当日の自民党本部前における安倍晋三候補応援街宣では、その勝利に涙をしました。