心から感謝申し上げます。安倍総理の岩盤支持層の一人として|渡辺康平

心から感謝申し上げます。安倍総理の岩盤支持層の一人として|渡辺康平

「共通の認識と情熱」を持った人々――安倍総理の岩盤支持層とは、総裁選挙から政権発足、そして今日の日まで共に歩み続けてきた名もなき人々だった-――。欲を言えばもっと近くで、もっと長く安倍総理をお支えしていきたかったです。安倍総理の辞意表明を受けて、一人の岩盤支持層としての応援録。


「非常に残念です。本当に残念です。記者会見を待ちます。」

令和2年8月28日金曜日、午後2時11分、友人の国会議員秘書から「総理辞任の意向」と連絡が来ました。私は「なんと・・・」とだけ返信後、私はツイッターとフェイスブックに「非常に残念です。本当に残念です。記者会見を待ちます。」と書き、しばらく呆然としていました。ネット上でも困惑が広がり、呆然としていたのは私だけではなく多くの国民が同じだったと思います。

レベルの低い記者の質問

Getty logo

午後5時から安倍総理は記者会見にて辞意を表明し、持病の潰瘍性大腸炎が悪化したことを明らかにされ、自ら7年8か月の最長政権に幕を下ろしました。総理大臣の辞意表明という歴史の転換点となる記者会見です。それなのにも関わらず「モリ・カケ問題」や「プロンプターの使用」といったレベルの低い記者の質問に対して、ツイッターでは「記者の質問がひどすぎる」「誰もねぎらいの言葉すらないのか」と記者クラブやフリージャーナリストたちへの批判が集中していました。

安倍政権のこれまでを振り返ると、新聞記者やテレビ局さらにはフリージャーナリストといった報道関係者との闘いであったのではないでしょうか。つまり「メディア」との攻防を制してきたことが長期政権の要因の一つだったと推測します。

メディアは常に「安倍政権の支持率が30%を割り込まないのは岩盤支持層がいるから」と報道してきました。特に安倍総理の岩盤支持層は「左派メディア」にとって憎たらしい存在です。

その安倍総理岩盤支持層の一人として、安倍総理の辞意表明に伴い、これまで語ることはなかった応援の記録を書いていきます。

平成24年9月の自由民主党総裁選挙

振り返るのは今から8年前の平成24年9月の自由民主党総裁選挙です。当時は与党民主党の支持率が低迷し、自民党への政権交代が有力視される中での総裁選として、大きな注目を集めました。

私は航空自衛官を辞めて、とある経済評論家の事務所に勤めていました。社長である某経済評論家から「安倍晋三総裁候補を全面的に応援する」という指示を受け、私はビデオカメラを持ち、安倍総裁候補の集会に参加していくことになったのです。

当時の手帳を読み返すと3つの集会に参加していました。

・平成24年9月19日、星陵会館で開かれた「安倍晋三総理大臣を求める民間人有志の会」主催による「安倍晋三 総裁選決起集会」

・同年9月20日、秋葉原駅前ロータリーで開かれた「自民党総裁選挙演説会 安倍晋三候補個人演説会」

・同年9月26日、自民党総裁選当日、自民党本部前における安倍晋三候補応援街宣

この3つの集会の内、秋葉原駅前ロータリーでの個人演説会、自民党本部前での応援街宣はニコニコ動画に私が撮影した動画が残っています。

https://nico.ms/sm18933037
https://nico.ms/sm18933430
https://nico.ms/sm18980093
https://nico.ms/sm18980661

中川昭一先生の無念を晴らさなければいけない

Getty logo

あの時、あの集会に集まってきた私たちは、共通の見解を持っていました。

「第一次安倍政権、麻生政権がマスコミの偏向報道・ねつ造報道によって潰された」

「中川昭一先生の無念を晴らさなければいけない」

「私たちは民主党の危険性を訴えてきた」

当時の私たちは「民主党政権から自民党政権への政権交代」だけを目指していたわけではありません。私たちが強く支持していた第一次安倍政権を支え切れなかった“後悔”、その後の福田政権という親中派の政権を誕生させた自民党に対する“怒り”、そして麻生政権を支えられず、民主党の鳩山政権という非常に危険な政権交代が起きたことの“敗北”、さらに偉大なる保守政治家中川昭一先生の死という“絶望”。

勝利に涙した

Getty logo

こうした共通の認識が、ネットを中心に団結力を生み出し、当時の安倍総裁候補の岩盤支持層が構築されていったと思います。

ただし、安倍総理の岩盤支持層も政策によって対立や分裂を繰り返したため、決して確固たる塊だったわけではありません。平成25年TPP交渉参加表明、平成26年消費税5%から8%増税、平成27年日韓合意など、支持層の中で評価が分かれた政策決定は多々あります。

 それでも、平成24年の自民総裁選挙において、我々は外野から全力で安倍総裁誕生を応援してきた“情熱”を覚えているからこそ、その後の第二次安倍政権を支えてきたのではないでしょうか。

同年9月20日の秋葉原駅前ロータリーで開かれた「自民党総裁選挙演説会 安倍晋三候補個人演説会」では、数千人の人々が熱狂し、9月26日の自民党総裁選当日の自民党本部前における安倍晋三候補応援街宣では、その勝利に涙をしました。

岩盤支持層とは

さらに同年12月15日の衆議院選挙最終日において、秋葉原駅前ロータリーにおける安倍・麻生両氏の演説会では、9月20日の演説会以上の盛り上がりがありました。

この「共通の認識と情熱」を持った人々が東京都内だけではなく、全国に広がっています。安倍総理の岩盤支持層とは、総裁選挙から政権発足、そして今日の日まで共に歩み続けてきた名もなき人々でした。

この7年8か月で岩盤支持層の中でも様々な対立がありました。しかし、安倍総理辞意表明以降、多くの好意的なコメントが送られたことは事実です。雨降って地固まると言われますが、安倍総理の辞意表明により岩盤支持層も最後に固まったと思います。

ただ、次の総裁・総理がどなたになるか分かりませんが、安倍総理と同じ様な岩盤支持層が誕生することはないでしょう。それが安倍総理と次期総裁・総理候補における最大の違いだと思います。

岩盤支持層の一人としてどうしても忘れられない思い出

最後に、岩盤支持層の一人として、どうしても忘れられない思い出を書かせてください。

平成28年6月22日、参議院選挙初日に安倍総理は岩城光英候補の応援のため福島県に入りました。当時、須賀川市議会議員の一期生だった私に急遽「お前がガンバロー三唱をやれ」との指示を受け、安倍総理の隣でガンバロー三唱を実施しました。

眼下に広がる2000人以上の聴衆と隣に安倍総理がいるという状況は、今でも忘れることはできません。人生で一番緊張した瞬間であり、最も幸せな瞬間でもありました。

その後、日本会議地方議員連盟の活動で安倍総理のスピーチを聞く機会や写真撮影の機会を得ることもありました。

平成24年当時、私は在野の民間人でしたが、今では福島県議会議員として政治活動をしています。欲を言えばもっと近くで、もっと長く安倍総理をお支えしていきたかったです。

岩盤支持層の一人として、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

渡辺康平

https://hanada-plus.jp/articles/186

福島県議会議員。1985年、福島県須賀川市生まれ。高校卒業後、航空自衛隊に入隊。2012年、航空自衛隊退官後、経済評論家秘書、国会議員秘書、福島県議会議員秘書を経て、2015年8月、須賀川市議会議員に初当選。2019年、福島県議会議員選挙で初当選。

関連するキーワード


安倍総理 渡辺康平

関連する投稿


国家存亡にかかわる「安倍ロス」|山岡鉄秀

国家存亡にかかわる「安倍ロス」|山岡鉄秀

日本だけではなく世界にも「安倍ロス」が広がっているが、心理的な喪失感に浸っている時間はない。「中国のオーストラリア支配化計画」に対して、主権を守るために獅子奮迅の戦いを続けているモリソン首相。菅総理はオーストラリアを孤立させず、自由と民主主義を護ることができるのか。


空自出身議員が重大証言!ブルーインパルス妨害工作の「真犯人」|渡辺康平

空自出身議員が重大証言!ブルーインパルス妨害工作の「真犯人」|渡辺康平

新型コロナウイルス感染症と戦う医療従事者に感謝と敬意を表すため、都心上空を飛行したブルーインパルス。それを政権批判に利用するメディアや文化人たち。繰り返される組織的な妨害活動など知られざるブルーインパルス苦難の歴史を航空自衛隊出身の議員が初めて告発。


山本太郎の選挙公約「地方債15兆円」徹底検証|渡辺康平

山本太郎の選挙公約「地方債15兆円」徹底検証|渡辺康平

山本太郎氏が東京都知事選挙の公約として掲げた「15兆円の地方債発行」は本当に可能なのか? 多くの反響が寄せられた論文「地方を救う『地方債の発行』という切り札」の著者、福島県議会議員の渡辺康平氏が緊急寄稿。


安倍総理、伊勢神宮に遥拝しましょうか|有本香【香論乙駁】

安倍総理、伊勢神宮に遥拝しましょうか|有本香【香論乙駁】

「前代未聞の静かな東京の景色を見ていて、ふと、私たちの先人が「疫病」といかに向き合ってきたのか、について疑問が湧いた」。日本は「疫病」とどのように向き合ってきたのか。その鍵は、伊勢神宮にあった――。コロナウイルス禍に揺れる日本を新たな視点で、読み解く!


福島の「風評被害」は第二の「慰安婦問題」になる|渡辺康平

福島の「風評被害」は第二の「慰安婦問題」になる|渡辺康平

ニッキー・ヘイリー前米国連大使は昨年6月19日、米国が国連人権理事会を離脱したと発表しました。ヘイリー前大使は、同理事会を「政治的偏見の掃きだめ」 「偽善と自己満足に満ちた組織が人権を物笑いの種にしている」と述べた、とBBCが報じています。私は、ヘイリー前大使の痛烈な国連人権理事会批判に強く賛同します。


最新の投稿


アフターコロナの「突撃!隣の晩ごはん」|電脳三面記事

アフターコロナの「突撃!隣の晩ごはん」|電脳三面記事

ビル・ゲイツの妹(という設定)のライターが、ネットで話題になった事を斬りまくる、人気連載「電脳三面記事」。コロナ禍で食事の環境も変化があり、それに伴って食事にまつわるコンテンツも変わっていっております。あなたの本当に食べているものを教えてほしい!


零細企業の倒産が日本にとってプラスな理由|デービッド・アトキンソン

零細企業の倒産が日本にとってプラスな理由|デービッド・アトキンソン

厚生労働省の調査によると、このコロナ禍の影響で仕事を失った人は、見込みも含め、製造業では1万人を超えたという。しかし、目先の数字に一喜一憂してはいけない、大事なのは数字の「中身」だと、デービッド・アトキンソン氏は説く。 伝説のアナリストが、中小企業神話の嘘を暴く!


パーツ&破片コレクション|なべやかん遺産

パーツ&破片コレクション|なべやかん遺産

芸人にして、日本屈指のコレクターでもある、なべやかん。 そのマニアックなコレクションを紹介する月刊『Hanada』の好評連載「なべやかん遺産」がますますパワーアップして「Hanadaプラス」にお引越し! 今回は「パーツ&破片コレクション」!


中国に尻尾を振り、呑み込まれる韓国|山本光一

中国に尻尾を振り、呑み込まれる韓国|山本光一

クライブ・ハミルトン『目に見えぬ侵略』(小社刊)で中国のオーストラリア侵略計画が明らかになったが、中国の侵略はオーストラリアに留まらず世界各地で繰り広げられ、中でも韓国は、もはや中国にずっぽり呑み込まれてしまっている……。韓国語翻訳者として韓国に精通した著者が、中国の「目に見えぬ」ならぬ、露骨な「目に見える」侵略を徹底解説!(初出:月刊『Hanada』2020年10月号)


菅首相に欠けている国家像|田久保忠衛

菅首相に欠けている国家像|田久保忠衛

自民党総裁選を戦った菅、石破茂、岸田文雄の3候補に共通するのは国家観の欠如だ。国際情勢の中で日本がいかなる位置にあるのかを正確に把握しない限り、国家観は生まれてこない。