すっかり慣れました
ぼくは太郎。生後4ヶ月です。パパはクリーム色の大きな猫、ママはサビ柄のかっこいい猫で、ほかの3匹のきょうだいと一緒に庭の物置で生まれました。
パパ猫に「おまえは飼い猫になるように」といわれてこの家に来て、2ヶ月とちょっと。最初はびっくりすることもあったけど、もうすっかり慣れて、毎日を楽しく過ごしています。
この家には人間の父さんと母さんの他に、猫の兄さんや姉さんがたくさんいます。みんな10歳以上年上だからおとなです。ぼくが部屋の角から角へ全速力で走ったり、そのまま物干し台まで飛び出したり、階段をジャンプしながら上ったり下りたりしていても、知らん顔で寝ています。おとなだなあ。
ぼくはまだ、兄さんたちが日向ぼっこをする出窓や、父さんが仕事をしているテーブルの上には飛び乗れません。ファニー姉さんみたいに台所の調理台に飛び上れるようになったら、煮干しとかいう小さな魚がふにゃふにゃになって袋に入れてあるのをひとりで食べられるらしいので、早く大きくなりたいです(でもファニー姉さんが調理台に乗ると、母さんが「降りなさいー!」とか大きな声を出すのが不思議です)。
さて先輩猫のなかでもぼくがいちばん好きなのは、キキ兄さんです。理由は、とても優しくておっとりしているからです。キキ兄さんは14歳で、白地に茶トラのブチという毛並み。白地にこげ茶のブチのある、美人のココ姉さんときょうだいです。
キキ兄さんはいつもだいたい出窓のところにいるのだけど、ときどき、水を飲んだりトイレに行ったりするために降りてきます。ぼくは下でじっと待ち構えていて、兄さんが、トン、と床に足をついたところですかさず首っ玉に飛びつきます!
いつも遊んでくれるキキ兄さん

