ここに、武器輸出という合理的な規制緩和を行えば、新たなインフラ投資もなく、優れた仕様をもつ護衛艦を建造することができるのです。このような優秀な武器を同盟国・同志国に供給することで戦争抑止力を高めるというのが、「平和国家」日本の武器輸出の主目的です。
谷口氏は「メイドインジャパンの武器がどこかの国で誰かを殺すことになるということがイメージできますか。」とコメントしましたが、まったく的外れなイメージです。
加えて「そういう国になって行きたいのですか」という谷口氏のコメントも妥当ではありません。この日の番組のVTRを見ればわかるように、そもそも日本国憲法は武器輸出を禁じていないからです。
また、日本は他国から武器を買っています。武器を売る国が「平和国家」でないというのであれば、武器を買う国も「平和国家」ではないはずです。安全保障環境が厳しい昨今において、軍事と無関係な国を「平和国家」であるとする思考停止の呪縛から日本は解放されるべきです。
武器をもっているから警察が市民の安全を守れるのと同様、武器をもっているから自衛隊は国民の安全を守れるのです。技術大国である日本が優秀な武器を同盟国・同志国に有償で提供して安全保障環境を高めることは、平和の構築に大きく貢献するはずです。
『サンデーモーニング』は、武器というハードパワーを危険なものであるかのように繰り返し悪魔化してきましたが、専制国家が軍拡を続けると同時に国連が機能停止している以上、優秀な武器の装備は、各国にとって重要なセキュリティ・セーフティ対策と言えます。
専制国家に侵略行為を諦めさせるためには、武器技術の共有を含めた民主主義国家の集団的自衛権の枠組みを拡大・強化することが重要です。武器の転売禁止など、厳格な法の支配によって運営する強大な民主主義連合を構成することこそ、世界平和に大きく貢献するものと考えられます。
個人ブログ「マスメディア報道のメソドロジー」にて、論理学や心理学の定義に基づいた、メディアの報道・政治家の議論における論理的誤謬などの問題点を指摘。「ひるおび」「報道ステーション」「NEWS23」「サンデーモーニング」などの具体的な放送内容や議員の答弁、記者の発言などを例示しての論理的な分析が話題を呼んでいる。記事の一部を言論プラットフォーム「アゴラ」にも転載中。

