全部温暖化のせいにするお茶目な気象予報士
ところで、この日の『サンデーモーニング』のトップニュースは、「なぜ?梅雨前線が消えた 天気図にも異変 異例・日本列島で35度以上の猛暑日が続出」という番組の風物詩的なニュースでした。
アナウンサー:この1週間、日本列島は、35度以上の猛暑日を観測する地点が続出しました。天気図にも異変です。梅雨前線が一時、消えたのです。(中略)
この暑さの原因は一体何でしょうか? 2024年6月18日の天気図をみると梅雨前線が、本州付近に停滞しているのが分かりますが…今年の2025年6月18日には、梅雨前線が消えています。代わって真夏のように太平洋高気圧が大きく張り出してきているのです。なぜ、こうなったのでしょうか?気象予報士の森田さんは、地球温暖化による海面水温の上昇が大きく影響しているといいます。
基本的に、ちょっと暑い日が続いたり、ちょっと寒い日が続いたり、ちょっと雨の日が続いたり、ちょっと晴れの日が続いたりすると、どこかの海面水温の上昇を指摘して地球温暖化のせいにしてしまうお茶目な気象予報士の森田正光さんです(笑)。
今回、森田さんは、2024年と2025年の海面水温の比較を根拠に、「地球温暖化の影響」と主張していますが、2024年も別の個所の海面水温の上昇を根拠に「地球温暖化の影響」を指摘していました。

【今週のサンモニ】台風迷走でもトンデモ説を振りかざし|藤原かずえ | Hanadaプラス
https://hanada-plus.jp/articles/1570『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。