台風と地球温暖化との関係は根拠薄弱
2024年9月1日の『サンデーモーニング』のトップニュースは、非常にゆっくりした速度で日本列島に上陸して被害を与えた大型台風10号の話題からです。
アナウンサー:九州から本州に欠けて迷走を続ける台風10号、その動きも被害の在り様も異例ずくめの台風ですが、背景にある気候の変化に迫ります。
最近では、台風が日本列島に上陸するたびに根拠薄弱に地球温暖化との関係を指摘する『サンデーモーニング』ですが、今回も「ご多分に漏れず」でした。
アナウンサー:迷走を続けた台風。気象予報士の森田さんは「これまでにない動きだった」と指摘します。
森田正光氏:こんなに2日も3日もかけて日本列島の上でウロウロするのはほとんど例がないと思いますね。
アナウンサー:例えば、去年の台風6号は沖縄周辺で停滞して迷走、それが今回の台風は九州周辺で迷走したのです。
森田正光氏:これは亜熱帯の南海上で起こることが、日本列島の真上で起きたということなので、気候帯が北のほうにずれたといってもいい。何かの形で温暖化が影響しているのではないかと思う。
アナウンサー:温帯の九州が沖縄の亜熱帯のようになっていると森田さんは指摘しているのです。