韓国の一部では尹大統領がこまま罷免され、民主党の李在明が早期大統領選挙で政権を握るとの見解を広めている。日本の有権者もそのシナリオに懸念を抱いているだろう。しかし、より現実的な視点から見ると、尹大統領と李在明は「第2ラウンド」の大統領選挙を戦っていると言える。
李在明は早期大統領選を念頭に、自身が親日・親米派であるかのように振る舞っているが、強調しておきたいのは、李在明は根本的に反日・反米であることだ。彼の変化は単なる戦略的な変身、つまりカメレオンのような変化に過ぎない。日本の読者の皆さんには、この点をぜひ覚えておいてほしい。李在明は過去、日本の福島原発の処理水放出を「核廃水」と呼び、これを「第2の太平洋戦争」とも主張した人間である。また、日本を軍事的に「韓国の敵性国」とまで発言した。
したがって、今からでも李在明の台頭を防ぐ必要がある。韓国と日本の共通の同盟国である米国は、すでに李在明を牽制し始めている。特に、米国営放送『ボイス・オブ・アメリカ(VOA)』やカリフォルニア州の共和党議員ヤング・キム氏らは、公然と懸念を示している。日本もこのような動きに対して、より慎重に注視する必要がある。
不幸中の幸いにも、尹大統領の支持率は最近50%に達し、大統領選挙時の得票率を上回っています。一方で、李在明は現在も複数の刑事裁判を抱えており、世論調査で40%の壁を今も越えることができていない。これは、より多くの韓国国民が李在明の台頭よりも尹大統領の復帰を望んでいるという事実を示している。これが、数字が物語る現実である。