2021年の台風14号のケースにおいても、太平洋高気圧は高緯度に位置して九州の緯度で台風を迷走させました。
昨年（2023年）の台風6号のケースにおいても、太平洋高気圧自体は高緯度に位置して、台風を迷走させました。台風の接近時に、太平洋高気圧は東に移動し、その空白地帯を台風が移動したのです。東に偏っているという点では今回と同じ気圧配置です。
むしろ今回の場合は、大陸の高気圧である寒冷渦が南進して居座ったことが台風の迷走に大きな影響を与えています。
【今週のサンモニ】台風迷走でもトンデモ説を振りかざし｜藤原かずえ
『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。
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