【今週のサンモニ】台風迷走でもトンデモ説を振りかざし|藤原かずえ

【今週のサンモニ】台風迷走でもトンデモ説を振りかざし|藤原かずえ

『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。


膳場貴子氏:亜熱帯化と言われて、体感として実感するところなんですけれども。

膳場氏が体感として実感するのは、あくまでも年ごとの気象のバラツキであって、地球温暖化の体感ではないはずです。現実問題として、現在100歳の人でも温暖化に伴う降水量の変化を体感することは困難であると考えられます。

1901–2021年における日本全国51地点の日降水量100mm以上の平均年間日数の観測結果の経年変化

唯一、私たちが温暖化の影響を知ることができるのが、今世紀に入ってからの豪雨災害の増加です。

政府の徹底的な豪災害対策の結果、1980年代から1990年代にかけて、日本には大規模な豪雨災害がほとんど存在しなくなりました。それが2000年代に入ると、突如豪雨災害が増加し始めたのです。これは、過去のインフラでは豪雨に対応できなくなったことを示唆するものです。

今こそ大戦略が必要な日本の災害リスク軽減対策

https://agora-web.jp/archives/2042331.html

2019年10月の【台風19号 Hagibis】は日本各地に深刻な損害を与えました。日本気象協会台風19号は10月6日午前3時、南鳥島近海で発生しました。発達しながら西よりに進み、一時は「大型で猛烈な」勢力に。進路を次第に北よりに変え、日本

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