著しい飛躍による吊し上げ
さらに問題なのは、『サンデーモーニング』が個人によって人格評価の基準をフリーハンドに変えていることです。
関口宏氏:杉田水脈議員のブログの投稿について札幌法務局が人権侵犯に当たると認定したことがわかりました。杉田議員、7年前、国連の会議の参加者について、「チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場。完全に品格に問題があります」などと投稿していました。国会でこの問題が取り上げられた際には…
杉田水脈議員(VTR):傷つかれた方々に謝罪し、そうした表現を取り消します。
安田菜津紀氏:杉田氏がマイノリティに向けた言葉が差別であるという指摘は何度となく繰り返されてきた。昨年、岸田首相は杉田氏を総務政務官に起用した。そういう人物を徴用すること自体が「差別問題など考慮するに値しないんだ」という負のメッセージとして伝わっていくし、もっと言えば、差別やヘイトの矛先を向けられた側の命を二の次扱いしていることだ。
岸田首相が国連で「人間の尊厳に光を」と立派な言葉で演説したが、その光を足元で奪われ続けている人達がいて、その光を奪っているのが自民党の国会議員という事態に一刻も早く対処すべきだ。これは命に関わる問題なので。
安田氏は7年前のブログでの失言を根拠に杉田氏の人格をヒステリックに非難しました。
杉田議員は、安田氏の価値観によって、テレビ放送で人格を完全否定され、セカンドチャンスを与えてはならない存在として認定されました。そして、驚くべきことに、最終的には、人の命を奪いかねない殺人者のような扱いまでされてしまいました。
「人権侵犯の事実があった」と認定されたからといって、この吊し上げには著しい飛躍が存在すると考えられます。
杉田水脈議員「アイヌ民族衣装のコスプレおばさん」などの投稿、人権侵犯と認定
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20230920-OYT1T50186/【読売新聞】 自民党の杉田 水脈 ( みお ) 衆院議員がアイヌ民族への差別的な投稿をした問題で、札幌法務局が「人権侵犯の事実があった」と認定していたことが分かった。人権救済を申し立てた女性らが明らかにした。認定は7日付。 対象は2