日本国民の人格否定放送
例えば、2023年9月17日放映『サンデーモーニング』で、コメンテーターの高橋純子氏は「(副大臣と政務官の)54人の全員がスーツでネクタイの男性だけが並んでいるというのは非常におぞましい。」などと、外見的な性であるスーツとネクタイという【性表現 gender expression】を根拠として「おぞましい」と感情を吐出しました。これは疑いの余地もない【性差別 sex discrimination】です。
また同日の同番組「風をよむ」では、「人権後進国?日本」として、ジャニー喜多川氏による性加害問題の背景を「人権軽視の日本社会」「世界から後れを取る日本社会の人権意識」にあると断定し、日本社会の主たる構成員である日本国民の人格を攻撃して否定するという放送を展開しました。
これは日本に対する【国差別 national origin discrimination】に他なりません。

【今週のサンモニ】さすが「反日番組」!メディアの責任を日本国民にシレッと転嫁|藤原かずえ | Hanadaプラス
https://hanada-plus.jp/articles/1378『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。今週も自分たちについては無視してジャニーズ性加害問題を報じております。
そもそも日本社会は人権重視の社会として世界から客観的に認識されています。権威ある民主主義の測定機関であるV-Dem研究所の2022年人権指標ランキングによれば、日本は世界19位でありG7ではドイツに次ぐ2位です。
つまり、日本を「人権軽視」「世界から後れを取る人権後進国」として不相応に誹謗中傷した『サンデーモーニング』の放送は、表現の自由を振りかざすヘイト行為と呼ぶに相応しいと言えます。
問題は、このような客観的に不適正な人格評価が、公共の電波を通じて日本全国に拡散され、少なからず不当な世論形成に影響していることです。この日に話題になった沖縄基地問題もこのことと密接に関連しています。