【埼玉県川口市 クルドの現場を行く①】不良・犯罪行為は本当か?|西牟田靖

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「クルド人がかわいそうってのもいいけど、この地域に住んでいる子供たちの、そういう現状を見てから言ってくださいよ」と川口市議会議員である奥富精一氏。「そういう現状」とはどういう現状なのか、現場を取材した――。


メディアが報道しないクルド人の迷惑行為

5月15日、奥富精一議員に指定された蕨駅東口に降り立った。川口市議会議員である彼の市政レポートのビラには「外国人問題に向き合う。ルールを守ってこその共生社会」と書いてある。奥富氏は、川口市で唯一、クルド人の迷惑行為・犯罪行為に警鐘を鳴らしている議員なのだ。

《奥富精一川口市議会議員》
(撮影:筆者)

奥富氏はツイートした理由を語る。

「地元の問題に目をつぶるわけにはいかなかった。だから『クルド人がかわいそうってのもいいけど、この地域に住んでいる子供たちの、そういう現状を見てから言ってくださいよ』と望月記者にリプしたんです。クルド人なのかほかのトルコ人なのか。地元住民には区別がつかないですが、不良外国人が運転する違法改造車が芝・前川・上青木の一帯の路地を猛スピードで駆け抜けているのは確かです。登下校の際、子供たちがいつ轢かれてもおかしくない状態。しかも彼らの多くは無免許、無保険、他人名義のものが珍しくありません」

クルド人を「弾圧から逃げてきたかわいそうな人たち」として扱い、彼らの迷惑行為・犯罪行為をメディアは報道しない。しかし、地元では子供たちが彼らによって、危険な目に遭うかもしれないという現状があるのだ。

無論、彼はクルド人すべてを攻撃しているわけではない。

「不良行為があると在日クルド人すべての評判が悪くなる。ルールを守っている善良クルド人が迷惑する。それを心配しているだけです」

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