老朽化という悪質なプロパガンダ 「北海道百年記念塔」解体工事を中断せよ!|長尾たかし

老朽化という悪質なプロパガンダ 「北海道百年記念塔」解体工事を中断せよ!|長尾たかし

北海道開拓の象徴である百年記念塔がなぜ解体されるのか? その背景には「開拓」という言葉は屈辱的である、よって北海道の歴史から消し去りたいと思う勢力がいる――。


正しい歴史を取り戻さなければならない

歴史を捏造された民族や国家に未来はありません。

私たちは正しい歴史を取り戻さなければならない。アイヌと和人たちは共に共存共生してきました。もちろんどんな世界においても必ずしも全てがうまくいくものではありません。一部には不本意ながら、指定された場所に意に反し移住させられたと感じる人たちもいたでしょう。しかしそれがあたかも全体的なものであったと断言するのはやり過ぎです。

百年記念塔を歌い込んだ校歌は小中高校16校にのぼります。在校生や卒業生たちは、そこには存在しない百年記念塔に思いを馳せながら、校歌の歌詞をどう受け入れたら良いのでしょうか。

前述したように北海道は、記念塔の解体を道民に告知していなかったのです。すでにこの事実は道が認めております。文化歴史に対する一部の極端な考え方を優先し、非民主的な密室行政がまかり通るようであれば、北海道に未来はありません。

令和4年10月3日、87名の道民が、北海道に対し公有財産の善管注意義務を定めた「地方財政法」違反により解体差し止め請求を札幌地裁に起こしました。北海道民が理解納得できるまで、解体工事を中断する措置が取られるよう、読者の皆さんも力を貸してください。

よろしくお願い申し上げます。

永田町中国代理人

月刊『Hanada』2023年3月号

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