そのほか、選挙事務所を訪ね「政策が分かるパンフレットをください」と声をかけることもすすめている。
次の戦いはもう始まっている
畠山氏は単に「面白候補」をいじるために選挙取材を続けているのではない。候補者が多い活気ある選挙こそ民主主義の活力の源であり、有権者の目も養われるのである。最初は「楽しもう」という目線でもいい。まずは入り口に立つことが重要だ。
「選挙をまじめに楽しもう」という雰囲気は広がりつつある。総選挙後、せいかつきろく社編『家庭用 せんきょく記録』(景文館書店)が発売された。表紙には「ことしの政治を記録する つぎの選挙までのノート」とあり、「政治をどう変えるか」「政治の記録」などに分かれた詳細な記入欄が設けられている。ゲーム感覚で空欄を埋めていけば、一年後には立派な記録台帳が出来上がる。
次の大型選挙は参院選で、2022年7月25日までに行われる。次の選挙戦はもう始まっているのだ。
ライター・編集者。1980年埼玉県生まれ。月刊『WiLL』、月刊『Hanada』編集部を経てフリー。雑誌、ウェブでインタビュー記事などの取材・執筆のほか、書籍の編集・構成などを手掛ける。