逆襲にあったトランプ
エスタブリッシュメント、ディープ・ステート、そしてビッグ・テック。トランプは1期目の最後にこれらの逆襲に遭った。
就任前から「ワシントンの泥沼をさらう」と公言してきたトランプであるから、これらの逆襲は予期していたものの、真相のわからない議会突入によってかなりのダメージを受けてしまった。
そして、民主党の動きに、共和党内のエスタブリッシュメントとディープ・ステート勢力が相乗りし、さらなる苦境に叩き込んだ形だ。
トランプはこれから、独自のSNSを立ち上げようとする予定だが、エスタブリッシュメントとビッグ・テックの力にどれだけ戦うことができるか。
「我々の偉大な旅はまだ始まったばかりだ」と宣言するトランプの逆襲の手段と芽は、どこにあるのか。
「次の一手」から目が離せない。
著者略歴
一般社団法人 JCU 議長。米共和党全国委員会アジア担当顧問を経て現職。トランプ大統領とは2016年の当選前より毎年会談を重ね、政権の中枢近くにも強力なコネクションを有する。真実のトランプ政権に迫ることができる数少ない日本人。2017年から毎年、全米保守連合(ACU)と共同で CPAC JAPAN ( 日米保守行動会議 ) を開催。主な著書/監修に『トランプ革命』、『トランプのアメリカ』(著:ニュート・ギングリッジ)、『韓国消失』(著 : ゴードン・チャン) がある。