でっち上げたられた慰安婦事件
”柳錫春 VS 慰安婦ー挺対協”
名誉棄損事件
初公判
日時:2021年1月15日(金)午前11時
場所:ソウル西部地方法院刑事4単独 第308号法廷
2020年11月3日、私はソウル西部地方検察庁の崔ジョンギョン検事から送られた「被疑事件処分結果通知書」を受領しました。2020年10月29日附けの通知書で、内容は、私に対する名誉棄損の件に対し、検察側はこの件を在宅起訴にしたとの処分の知らせでした。つまり、検察側は私に名誉棄損罪の疑いがあると判断し、起訴したため、まもなく裁判が開かれるとの通知でした。いうまでもなく、2019年9月19日、延世大学での「発展社会学」講義中に私と学生の間の討論中の、私の発言を問題とした結果です。
学生の中の誰かによって不正な方法で録音された私の発言は、後に録音記録にまとめられ無差別に拡散されました。講義の全体的な流れは完全に無視されたまま、私の発言の中の極めて刺激的な部分だけが切り取られ大々的に報道されました。その直後、「庶民民生対策委員会」(事務総長・金スンファン)は、2019年9月23日、私を名誉棄損などの疑いで刑事告発をしました。また韓国挺身隊問題対策委員会(以下、挺対協、代表理事 尹美香)も、2019年10月1日、私を名誉棄損の疑いなどで刑事告訴をしました。私に通知された、検察の「在宅起訴」の処分は、この告発・告訴に対する警察及び検察の捜査の結果です。
手続きとしてはもっともらしく見えます。しかし、この事件の本質は別にあります。「慰安婦」に対する新しい解釈と討論にさるぐつわをかけて学問の自由を抑圧するため「無理にでっち上げた」事件だからです。私を告発、告訴した団体は、この機会を利用して「慰安婦」という歴史上の現象に対する自分たちの評価と判断を聖域化し、それに食い違った考えが社会に拡散しないように、今回の機会を積極的に活用しています。特に不法に録音された講義ファイルを確保した挺対協は、慰安婦について自分たちと同じ判断をしているメディアの支援を受け、私の発言を再構成することで事件を拡大しています。