なべやかん遺産|「ハロウィン」

なべやかん遺産|「ハロウィン」

芸人にして、日本屈指のコレクターでもある、なべやかん。 そのマニアックなコレクションを紹介する月刊『Hanada』の好評連載「なべやかん遺産」がますますパワーアップして「Hanadaプラス」にお引越し! 今回は「ハロウィン」!


続いて、烏天狗の面。これを作ったのは日本の特殊メイク界で有名な百武朋さんの作品。造形力もさることながら塗装がとにかく凄い。最初に見た時、この烏天狗の素材がわからなかった。

触ってみて初めてフォームラバーだという事がわかった。くちばしや目の塗りの凄さ。これらが全て柔らかい素材なのだからビックリする。

この辺まではホラー的な要素が強いが、次は神的なもの。ヒンドゥー教の女神であるカーリーを思わせる三面神。カーリーといえば映画『シンドバッド黄金の航海』(1973)を思い出す。

レイ・ハリーハウゼンが作ったストップモーション・アニメーションのカーリーは実に見事で美しかった。この三面神は、作り手のカーリーへのリスペクトが感じられるので、とても美しい。

カーリー顔の三面神。

どの顔も穏やかだが強さを感じる。

そして最後が古代メキシコの遺跡にありそうな顔。もしくは子供の頃、ケロッグのコーンフレークを買った時に入っていたトーテムポールのオマケにも似ている。登場した作品はわからないが、造形のクオリティは高い。

これらのマスクのようなものは他にも沢山持っているので、いつの日か自分流のハロウィンをコレクションルームか展示イベントでやってみたい。なべやかん流本気のハロウィン。遊園地のお化け屋敷より物量の多い展示物を皆さんにお披露目したいな。

今年、新型コロナウィスルの影響で中止になった横浜での展示イベント『春休み大作戦』のリベンジ展が行われた時には、季節問わずその路線で行きたいと考えている。なべやかんの本気を皆さんに見せたいよ。

アステカやマヤやオルメカの文明にありそうな顔。

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