韓国と左翼活動家に利用されてきた原発“汚染水”問題|赤津今朝二

韓国と左翼活動家に利用されてきた原発“汚染水”問題|赤津今朝二

日本国内の左翼のデマから始まり、それを韓国が国際的なディスカウントジャパン戦略として大いに利用する――慰安婦問題と全く同じ構図が福島原発の処理水を巡っても形成されている。福島を貶め、苦しめ続けるデマと風評の数々。マスコミが一切報じない被災地復興を妨害する「真犯人」の正体。


もっとも、左翼の末端で踊らされている純朴な連中はともかく、左翼活動家の上層部は科学的な事実など百も承知で、反原発や反政府活動のために感情論やデマ・陰謀論を煽っているに過ぎない。フクイチの処理水については、韓国政府も侮日・反日を国際社会に拡散させる材料の1つとして、日本国内の左翼の論調に便乗している。

そもそも、あれだけ日本への対抗心と敵愾心を剥き出しにしている韓国が、仮想敵国としている日本の原発事故状況を9年以上経っても正しく把握できていないなどということは有り得ない。ましてや韓国は自国でも原子力発電を長年稼働し、彼らの言う“汚染水”を自分達はずっと日本海に垂れ流し続けてきたのだ。

韓国は、自分達が流しているトリチウム処理水を国内向けには安全だと断言している。その一方で、日本の処理水だけは“福島汚染水”などと国際社会に向けて言いがかりをつけるしたたかな二枚舌戦略で、被災地復興を妨害しているのである。

悪意と差別、火の無いところに煙をたてるプロパガンダ攻撃

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