オキマリの太陽光発電推進
2025年12月28日の『サンデーモーニング』で気になったのは、オキマリの太陽光発電推進のニュースでした。
岡山県美作市にある日本最大の「メガソーラー」。その面積は410haで、東京ドーム87個分。出力は一般家庭の年間電力消費量の少なくとも6万軒分以上になります。こうした太陽光発電は、2011年の原発事故をきっかけに…
アナウンサー:岡山県美作市にある日本最大の「メガソーラー」。その面積は410haで、東京ドーム87個分。出力は一般家庭の年間電力消費量の少なくとも6万軒分以上になります。
こうした太陽光発電は、2011年の原発事故をきっかけに普及が進み、“発電能力”は事故時の15倍まで増加。しかし、日本は国土の7割が山地なので建設に適した場所が減っていきます。その結果、山林を伐採して斜面などへの設置が進みました。
すると土砂崩れの危険や景観破壊、生態系への影響が深刻化しました。地元住民との摩擦も相次いでいます。
こうした状況を受け、政府は「推進」から「規制」へと舵を切りました。これまでメガソーラーには、私たちの電気代を原資とした「支援」が行われてきましたが、2027年度以降の新規計画では、「廃止」も含め検討するとしています。さらに「森林法」などの法改正で無秩序な開発を取り締まり、第三者機関による設備の安全審査を行う方針です。
環境を破壊して、安全に支障を来たし、しかもその高額の開発費を電気料金に上乗せして強制徴収するメガソーラーに対する国民の不満爆発は妥当な反応であると考えます。
公共の電波を使って、このような太陽光発電の推進を原発事故以来長期間にわたって闇雲に求めてきた『サンデーモーニング』にも大きな道義的責任があると考えます。

