中村時広愛媛県知事に重大疑惑!【告発レポート】|長谷川学

中村時広愛媛県知事に重大疑惑!【告発レポート】|長谷川学

「メモが出てきた!」加計問題で安倍首相の関与を匂わせる発言を行ったことでメディアからヒーローのようにもてはやされた中村時広愛媛県知事。真偽不明のメモを持ち出す手口は自身が関与する最悪の環境汚染事件でも用いられていた!自らの責任回避のために他人に責任を転嫁し、糾弾するあざとい政治手法と巨額の税金投入。国民の目が届かない地方政治の現場で進行する腐敗の実態を告発!


環境汚染についての不安も完全になくなったわけではない。ある周辺住民は、「市が“基準値内”と発表しているからそれを信じるしかないが、本当に大丈夫なのか不安は残ります」と話していた。  

私は中村知事の個人事務所に10項目にわたる質問状を送り、回答を求めた。  

ところが、回答期限が過ぎてもまったくの音無し。期限を2日間延長し、その間、事務所に回答を催促したが、事務所側は「あとで担当者から連絡させます」と答えるものの、結局、回答はなく、電話一本かけてこなかった。  

中村氏に取材したことがある知人の記者によると、「加計学園問題で安倍首相批判の記事だと言ったら、初対面なのに家に上げてくれて取材に応じた」そうだ。  

都合の良い取材には積極的に応じるが、都合の悪い問題には逃げの一手で、説明責任を果たさない。  これが「ものを言う知事」の本当の姿だとしたら、政治家として信用に値しない人物ということになろうか。  

それにしても、中村氏の責任はあまりに重大である。今後も中村氏の責任を追及していくつもりだ。

中村時広愛媛県知事の虚偽答弁!【告発レポート第2弾】へ続く

前代未聞!当該論文が掲載された月刊『Hanada』19年3月号の愛媛新聞広告(下)。「中村愛媛県知事に重大疑惑」の記事に対して愛媛新聞からクレームが付き該当箇所を黒塗りにして掲載された。

著者略歴

長谷川学

https://hanada-plus.jp/articles/241

ジャーナリスト。1956年生まれ。早稲田大学卒業。講談社『週刊現代』記者を経てフリー。『週刊現代』で、当時の小沢一郎民主党代表の不動産疑惑(のちに東京地検が政治資金規正法違反で摘発)をスクープ。著書に『成年後見制度の闇』(飛鳥新社・宮内康二氏との共著)など。

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