【今週のサンモニ】2026年もトランプ、高市批判ありきでスタート!|藤原かずえ

【今週のサンモニ】2026年もトランプ、高市批判ありきでスタート!|藤原かずえ

『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。


米国の作戦に「正統性」があるか

一方、この日の『サンデーモーニング』のコメントには核心をつくものもありました。

寺島実郎氏:トランプによって世界が掻き回されている感じがあるんですけれども、新年の世界全体の動きを俯瞰すると、僕はむしろ米国が失いつつあるものに物凄く感ずるところがある。出てきているキーワードの一つが”World minus one”というのがある。
”minus one”というのは米国のことで、米国なき世界で目配せして米国に頼っていてもまずいという雰囲気がむしろ世界中に満ちてきている。米国が失いつつあるものが、英語で言うと” legitimacy” というんですけれど、「正統性」というのかな、リーダーとして世界を束ねていく力を一気に失いつつある。
世界秩序はmulti-dimension、多次元化してきているというのを、我々はしっかりした問題意識として持っていなければいけない。

今回の米国の作戦の可否を判定する上でもっとも重要な概念は、まさに寺島氏が指摘した「正統性」であると私も考えます。

今回の米国の作戦に対して多くのメディアがその「正当性」を問いましたが、本質的にはその「正当性」のみならず「正統性」を問う必要があるのです。

ここに【正当性 rightness】とは、規範の内容の正しさに関する概念であり、【正統性 legitimacy】は規範または規範発令者を受け入れる根拠に関する概念です。私たちは、正しい内容の規範に従う一方で、正しい規範発令者に従います。

今回の米国の作戦は、ベネズエラの自由と民主主義を破壊する専制支配者であるマドゥロ氏を拘束したものであり、一定の正当性はあります。

しかしながら、主権国家の元首であるマドゥロ氏を拘束することは、国家の主権を侵害する違法行為であり、正統性はありません。ただし、マドゥロ氏自身も正統な元首とは必ずしもいえません。被統治者であるベネズエラ国民が規範発令者に従う根拠となる選挙の有効性には強い疑義が指摘されているからです。

“鉄の女”が暴いた不正選挙の動かぬ証拠・・・ベネズエラで今起きていること【池畑修平の国際ニュースCORE】|池畑修平の国際ニュースCORE|テレ東BIZ

https://txbiz.tv-tokyo.co.jp/ikehata/vod/post_328834

2025年10月30日放送池畑修平の国際ニュースCORE。2025年のノーベル平和賞を授賞したベネズエラの反政府派で野党指導者のマリア・コリナ・マチャド氏。“ベネズエラの鉄の女”とも呼ばれるマチャド氏は、2024年の大統領選挙で選管が発表した現職のマドゥロ氏勝利とする選挙結果に対し、不正選挙であると告発をしました。いまベネズエラで一体何が起きているのか、深掘り解説します。 ▼近日公開▼ 後編 石油大国ベネズエラはどうして”世界最悪”に? アメリカとの”麻薬戦争”の行方 ▼「池畑修平の国際ニュースCORE」とは?▼ MCの池畑修平と専門家が国際ニュースの核心、背景にある構造、さらにはメディアが報じない裏側まで徹底的に解説。世界の「今」を深く知るため国際ニュースを掘り下げ、視聴者の「知りたい」に応えます。 ▼出演者▼ 池畑 修平(司会進行) 青山学院大学 地球社会共生学部 教授 元NHK解説主幹。ジュネーブ、北京、ソウルに駐在経験 坂口 安紀氏(ゲスト) アジア経済研究所 主任研究員 著書に「ベネズエラ: 溶解する民主主義、破綻する経済」(中公選書)など

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