高市早苗氏への執拗なバッシング
ところで、『サンデーモーニング』は、先述したように、「裏金議員」とレッテル貼りした荻生田氏の選挙応援に高市早苗氏が訪れたことを報じています。これは、石破氏と対立する「悪の一味」として高市氏を印象付けるものです。
そもそも左翼番組の『サンデーモーニング』にとって、自民党右派のリーダーである高市氏は主たる攻撃対象であり、これまでも執拗にバッシング報道を繰り返してきました。
例えば、2014年の総務大臣就任時に、田中優子氏は「女性だからといって、男性と同じような価値観とか視点で物事をやって、結局選挙対策なんじゃないか、支持率を下げないためじゃないかということに乗っかってしまう」と女性蔑視的な発言を浴びせ、岸井成格氏は「気になるのは、女性閣僚はほとんど安倍カラーだ。安倍氏とほとんど歴史認識が近い」とまるでそれが悪いことであるかのように問題視しました。
2016年2月22日の放送では、「全く放送法(第4条)を遵守しないという場合にその(電波停止命令の)可能性が全くないとは言えません」とごく一般的な法の規範性を国会答弁した高市総務大臣に対して、『サンデーモーニング』のコメンテーターは一丸となって叩きまくりました。2016年3月6日の放送では、岸井成格氏が高市氏に対して「呆れただけでなく怒りまくった」と吐き捨てるに言いました。
2021年9月5日の放送では、総裁選に出馬の意向を示した高市氏に安倍氏が支援を表明したことに対し、与良正男氏が「アベ的な戦前回帰的な憲法改正とかの路線を引き継ぐのは高市氏しかいない」などと悪意あるバッシングを行ないました。
2023年3月に小西洋之議員が総務省行政文書を持ち出して高市氏を攻撃した際には、『サンデーモーニング』は、立証責任を果たすことなく、高市氏の言葉尻を悪意で解釈して叩く報道を展開しました。そればかりか、高市氏に対しては、事実がないことの証明である【悪魔の証明】を求めました。これは精神的暴力に他なりません。
その一方で、フジテレビに対する小西議員の報道圧力については、動画として証拠が残されているにもかかわらず、ガン無視しました。結局、『サンデーモーニング』にとって重要なのは自民党を叩くことであり、報道の自由など本当はどうでもよいのです。この件については、『月刊Hanada』2023年6月号で詳しく論じています。
常軌を逸した小西洋之参議院議員の報道圧力|藤原かずえ【2023年6月号】
https://hanada-plus.shop/products/557・国家公務員法違反の可能性・立証責任は小西議員側に・「小西文書」の公益性なし・サンモニのひどい偏向報道・官僚の立場を恣意的に利用・無駄な国会質疑が延々と・末松委員長の理不尽な裁定・国民をバカにした立憲議員・フジテレビを脅迫ページ数:12ページ(PDF)掲載号:月刊Hanada2023年6月号※商品の特性上、購入確定後のキャンセル・交換・返品(返金)はお受けできません。
さて、そんな高市氏に対する『サンデーモーニング』出演者の激しい憎悪が、番組外で爆発して現在大きな話題となっています。
田中優子氏:(高市氏は)安倍さんが女装して現れた。言っていることは安倍さんそのものだ。女性がどういう歴史を歩んできて、どんな目に遭って今まで生きてきて、政治がそれに対して何をしないといけないのか、一度も考えたことないのだと思う。だから、中は男でしょ。安倍さんでしょ