文藝春秋・新谷学氏:復活するには何が一番必要だと思いますか。
菅義偉前総理:やはり自民党が変わってきたと、もう一回自民党に期待したいと、そういう雰囲気づくりをすることが大事だと思うんです。ただ今、自民党に覆いかぶさっているいろんな雰囲気というのは、そんな簡単なものじゃないですよね。
ただ、幸いなことに総裁選挙が党則で決まっていますから、そこに向けて、そうした覆いかぶさっているものを払拭するような「刷新感」のできた政治を自民党がその総裁選挙の中で国民に持ってもらえるかどうかということが一つの大きな節目になると私は思っています。
新谷学氏:9月に総裁選がありますけど、そこで新たなリーダーが政策を掲げて出てくるのではないだろうかと
菅義偉前総理:そう思います。そこを国民に自民党のそうした「刷新」の考え方とか、そうしたものをしっかりと理解してもらえる最高の機会だと思っています。
このインタビューで菅元総理が自民党の総裁候補に求めたのは「刷新」であり、「刷新感」ではありません。「刷新感」は「刷新」を理解してもらった結果としてついてくるものです。
『サンデーモーニング』は、石破氏の言葉を利用して、あたかも自民党が「刷新」することなく、国民に「刷新感」を植えつけようと画策しているかのような印象操作を行っています。
アナウンサー:岸田総理が政治とカネの問題を理由に出馬せず、にわかに活況を呈している自民党総裁選。出馬への準備を進める候補者たちは…
自民党・小泉進次郎議員:1つ1つ答えることは控える。
自民党・上川陽子議員:いよいよ着地の姿が見えてきたかな。
自民党・河野太郎議員:私の経験を活かして国をリードして行きたい。
自民党・茂木敏充議員:近々自分としての決断をしたい。
アナウンサー:派閥の縛りが緩むなかでの異例の乱立。一方で派閥を引きずる光景も。木曜、都内のホテルには安倍派の議員約20人が集まりました。「刷新感」や選挙に勝てる顔は誰か。最後は勝馬に乗るのか。政治とカネの問題を置き去りにしたような水面下の調整や駆け引きが始まっています。
この報道も悪意が溢れています。
なぜ、安倍派の議員約20人が集まるという前提から「政治とカネの問題を置き去りにした」という結論が導かれるのか、政策で繋がった議員が総裁選を前に情報交換することに何の問題があるのか、妄想を根拠にした誹謗中傷の流布が公共の電波を使って行われていることに強い違和感をもちます。
スタジオトークでも言いたい放題のピンボケ報道が続きます。