不当に批判された政治家の出産をめぐる発言
菅義偉官房長官:(福山雅治氏の)結婚を機にママさんたちが一緒に子どもを産みたいという形で国家に貢献してくれればいいなと思う。たくさん産んでください(2015)。
桜田義孝元五輪相:お子さんやお孫さんにぜひ、子どもを最低3人くらい産むようにお願いしてもらいたい(2019)。
これらの発言は出産を強要するものではありませんが、戦前の「産めよ殖やせよ」を彷彿する発言として、マスメディアの非難の対象になりました。マスメディアは、政治家個人が出産についての願望を口にすることを禁じたのです。
山東昭子元参院副議長:子どもを4人以上産んだ女性を厚生労働省で表彰することを検討してはどうか(2017)。
これも、出産を強要するものではなく、出産して命を育んだ結果に対して感謝しようとするものですが、マスメディアの非難の対象となりました。