資料を買う事も大切だが作品を何度も観る事も大切だ。サブスクで観るのも良いがDVD、Blu-ray、4KultraHDなどもちゃんと手に入れて見比べて研究して欲しい。
これも資料を買う事だし、お金を使う事になる。今は手軽に映像が観られるが、昔は足を運ばないと映画を観る事が出来なかった。最初の映画公開、リバイバル、イベント、これらに行く事が大事だった。
現地に行くと必ず誰かに会うしそこに特撮仲間が集まっていた。特撮仲間には現在第一線で活躍している人達が多い。映画監督、専門誌を作っている編集の人、特撮ライター、特撮マニア&コレクター、業界人等がそこに必ずいた。
だからそういった場所も情報が手に入る場所になるのだ。現地に行くって事は交通費もかかるし入場料もかかる。つまりお金を使うって事。人に会い情報交換する事もお金を使う事と同じくらい重要な事で、ネットでググって手に入れる情報とは違う。
金も時間も掛けないで書かれた記事の薄っぺらさがわかるでしょ?
情報を持っている人に会って会話する事で得られる情報ってあるのだから。そして、様々な資料を買う事によって新たな発見もあるので、資料を買わない人やタダで借りようとしている人には得られない事があるのだ。
でも、そう言っても現在の日本の経済状況を考えると仕方がないって思ってしまう。編集部も予算が無いからお金かけられないので安価なライターに記事を書かせるしかない。ライターは安価なギャラで高価な資料を買えないのでネットでググって調べるしかない。悪循環だよね~。
「予算が無くて」が挨拶のように
怪獣映画台本。台本は究極の資料。でも集めるのが大変。
専門誌を作る時、展示イベントをやる時、特別な企画をやる時、これらも同じで「予算が無くて」が「こんにちは」「おはようございます」「お疲れ様です」と同様の挨拶的な言葉になっている。
こんな状況がずーっと続いているのが庶民の常識。そういった事も理解していないのに『「賃金が上がることが当たり前」という経済に移行する』なんて言葉を軽く言わないで欲しい。
これから年間約4万円上がる税金に庶民はアップアップしているし、毛細血管では資料にお金を使えない状況も起きているのだから。と、経済に対し文句を言ってしまうが、ケチな奴もいるし適当にしかやらない人やいるし作品に愛のない人も多いのも事実。皆さん、薄っぺらな記事を読んだらサムズアップとは逆のボタンを押してやりましょう。
そうやって彼等に気が付かせないといけない時代になっているのかもしれない。いちいち面倒臭いね~。アナログ時代の方が色んな面で良かった事も多かったって最近思うよ。
もちろん経済も。皆でしっかりしよう。特に「俺達が日本を動かしている」って言っている人達、しっかり頼むよ。
あなたたちが率先して現金を使ってくれ。ケチらず身銭を切ってくれ。えらそうな顔や態度をして使ったお金の領収書を会社名で貰ったりしないでくれ。
ケチ野郎や身銭切れない奴が日本の経済を回せるわけがないのだから。そういった事も総理は理解して大企業のお偉いさんの話だけ聞かないように。中小企業の社長さん達の方が、気持ちよくお金使うし、自分で自由にお金を使えるのだから。薄っぺらいっていやだな~。
映像は最大の資料。資料は所有すべき。