一票に格差があってどこが悪い!|深澤成壽

一票に格差があってどこが悪い!|深澤成壽

選挙の度に問題となっている「一票の格差」。昨年10月の参院選もこれをもって違憲だとする訴訟が各地で相次いでいる。しかし、本当に「一票の格差」は問題なのか? 改めて考え直してみると……。(初出:2013年5月号)(本稿は著者の考えに基づき、旧仮名遣いとなっています)


単純多数決信奉と教条的平等原理こそ我が国政治の危機

対応策は無いのか。一案を示す。この問題に特定して、速やかに憲法の部分改正をすることである。

即ち、[憲法第47条 選挙区、投票の方法その他両議院の議員の選挙に関する事項は、法律でこれを定める]に、次の条文を加へる。

[二 この場合、第14条前段の規定に拘はらず、国土の総合的な管理、発展に資するため、議員定数の配分については、人口過疎の地域その他、特別な事情のある選挙区等には十分に配慮しなければならない]

この第二項の追加で、平等原理主義の悪用を明示的に封ずるのが最善だらう。それまでは、輿論(政治)の圧力で、これ以上の司法の暴走を遅らせるしかない。現状は、我が国の民主政治の重大危機である。心ある政治家の覚醒を期待したい。本稿、全政治家の必読を乞ふものである。

深澤成壽 | Hanadaプラス

https://hanada-plus.jp/articles/910

1935年、山梨県生まれ。法政大学文学部中退。山梨県身延町在住。地元にて町会議員三期。『國民新聞』社友として、同紙、及び月刊『動向』(現在休刊)に時事問題などについて寄稿。趣味は法華經。

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