みな、それぞれの思いを持って参拝に来ている。もちろんその思いは一様ではない。世代も、国籍も(台湾の方々が団体で昇殿参拝の受付をされていた)、政治的な立場もおそらく違う。靖国神社の公式見解と、すべての参拝者の考えが一致するわけでもないだろう。だが、「この日」に靖国で手を合わせたい――。そういった人たちの思いまでもを、「8月15日にだけ靖国にやってくる『自称愛国者』」などとクサすことが、誰にできようか。
全国各地の護国神社に行くもよし、千鳥ヶ淵に行くもよし、靖国に行くもよし、静かにこの日を過ごすもよし。
お盆と重なるこの8月15日、先人たちの足跡に思いをはせたい。(編集部・梶原)
※歩道橋の上は絶景スポットです。