プラチナ特上Aランクのお宝が!
最初に出会ったのは特撮大会というイベントだった。特撮大会少し前に電話でお話していたが、会うのはこの時が初めて。この人は西村祐次さん(15歳年上)という人で福島県郡山市に住んでいた。
当時、怪獣ソフビコレクター日本一の倉治さん(歯科医)と一緒に郡山の西村さん宅に泊りに行った。関東に住んでいる色んなコレクター宅に行ったりしていたが遠出は初めて。開業したての東北新幹線に乗って郡山に向かった。
郡山に向かいながら「怪獣ソフビは倉治さん宅でいっぱい見ているし、他のコレクター宅ではウルトラQなどの台本やソノシートを見ているし、近所のコレクター宅では怪獣図鑑とかも見ているからな…」と期待感はそれほどなかったので、テンションはさほど高くなかったと思う。
ところがだ、西村さん宅に行くと驚きの連続。今まで見て来た物以上のハイレベルの物や物量に驚かされた。今まで見て来たコレクターのコレクションを全部足してもかなわない物量。
Aランク、特上Aランク、プラチナ特上Aランクのお宝ばかり。しかもそれらが複数ダブっていたりするのだがら驚きもMax!
この日から西村さんが自分の師となった。あれから今年で39年。自分のコレクションは5部屋をギッチリ埋める物量になり我ながら大変な事になったと思っているが、西村さんは自分の300倍くらいの物量なので、約40年経っても師との距離は離れる一方だ。
3.11後、震災のダメージが凄まじかった東北地方。西村さんも少し弱きになり「物量を少し減らし身軽になりたい」と言って、我が家に怪獣ソフビを大量に送ってくれた。
その数、440個!物凄い数を送られて来たので、我がコレクタールームはパンパン。師の部屋には少し空間が出来たようだ。ところがそのすぐあと、師はコンテナ一杯分のコレクションを入手した。
「物量を少し減らし身軽になりたい」という言葉は何だったのだろう?師と自分のコレクション量の差はまた大きくひらきコレクターという病の恐ろしさをまた教わった。
『エクソシスト』のリーガン蝋人形の頭。ハイレベルの造形物。
リーガン等身大写真。写真にリンダ・ブレアさんのサインを頂いた。