さて、スタジオトークでは、出演者が相変わらず「お気持ち」を前面に出して、気候危機を強く訴えました。
膳場貴子氏:人間社会にとってもこれって危機的な状況だと思って、温暖化を超えた気候危機になってしまっていると私は思うんですけれども、目加田さん、7月のこの暑さを同ご覧になっていますか。
目加田説子氏:本当に異常ですよね。例えば欧州や北米でも山火事が大量に発生して被害が出ているということもありますし、冬に北極圏の氷が凍る面積というのをずっと測定していて、それでここ近年は、それほど変動がなかったのですけれども、どうもまた急激に減ってきていると。
で、このままでいくと、もう氷がすべて完全に夏になると消滅してしまうという事態になるのではということで、警鐘はずっと鳴らされていたわけですけれども、この危機は急速に進行していると指摘されているんですよね。
思い返してみると、92年、今から30年以上前にブラジルのリオでサミットがあって、そこでとにかく不確実性が高く、科学的に実証されていないことでも、取り返しがつかない事態にならないように行動を起こそうということで「予防原則」というのが採択されているんですよね。
ですので、私たちは待ったなしの状況だということを、いま一度自覚して、できること、省エネ対策とか、本当に身近なところを含めて徹底的に取り組んでいく必要があるなと実感しています。
北極の氷の面積の線形的な減少については予測通りの結果であり、むしろ「変動がなかった」と考える方が御人好しであると考えます。
そもそも「待ったなしの状況」であることを一番自覚してこなかったのは、『サンデーモーニング』であると考えます。『サンデーモーニング』は、温室効果ガス削減の決定的な対策である原発の稼働に大反対してきました。

