アナウンサー:“リコール騒動”の末に前倒しされた総裁選。「変われ自⺠党」をキャッチフレーズに掲げましたが、出馬したのは去年(2024年)と同じ顔ぶれ。国会議員票と党員票が同数の計590票で争われた1回目。30票前後とみられていた小林氏と茂木氏の議員票が上積みされた状況。ここに、ある人物の意向が反映されていました。
結局、1回目は高市氏が党員票で大差を付けてトップに。小泉進次郎氏が2位に付け、両者による決選投票に進みました。そして
選管(VTR):高市早苗君、185票。小泉進次郎君、156票であります。高市早苗君をもって、当選者と決しました。
自民党・高市新総裁:全世代、総力結集で、全員参加で頑張らなきゃ、立て直せませんよ。私自身もワークライフバランスという言葉を捨てます。働いて働いて働いて働いて、働いて参ります。
アナウンサー:小泉氏が優勢という事前予想が相次いだ中での、高市氏の勝利。その背景には何があったのでしょうか。笑みを浮かべる麻生最高顧問。最大のポイントは、唯一の派閥を率いる、麻生氏の存在でした。
麻生氏が4日午前、周辺に決選投票では高市氏を支持する考えを伝えるとともに、1回目は小林氏と茂木氏に投票するよう求めたというのです。
過去2週にわたって、自民党総裁選を大きく取り上げた『サンデーモーニング』は、小泉陣営のステマがかすんでしまうほど大胆に、公共の電波を使って高市氏を名指しで非難していました。
安田菜津紀氏:例えばかつて高市さんが「さもしい顔して貰えるものを貰おうとか、少しでも弱者のフリをして得をしようという国民ばかりになったら日本は亡びる」と言ったことがあるが、そういう態度の為政者ばかりになった時こそ社会は亡びると思う。
安田菜津紀氏:トランプ氏はむしろそれを扇動して、今は気に食わないメディアに堂々と圧力をかけている状況です。
ただ、日本の中でも何か大きな事件が起きると、マイノリティに矛先を向けたデマだったり、ヘイトが横行しますし、かつての総務大臣(高市氏)が電波停止の可能性に言及したこともあるので、これはけっして日本から遠い問題と片づけられるものではないと同時に思う。
【今週のサンモニ】「木を見て森を見ない」本質を欠いた報道|藤原かずえ | Hanadaプラス
https://hanada-plus.jp/articles/1762『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。

