トランプ氏、米軍の全幹部集め演説 「気に入らなければ解雇」 - 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN30CPJ0Q5A930C2000000/【ワシントン=飛田臨太郎】トランプ米大統領とヘグセス米国防長官は30日、世界に展開している米軍の幹部をワシントン近郊に集めて演説した。軍の掌握を内外に誇示する狙いとみられる。人種や性別を考慮した人材登用は廃止し、「実力主義」の組織風土に改革すると表明した。トランプ氏、都市への州兵派遣「訓練として活用」トランプ氏は演説の直前に記者団に「(米軍幹部を)気に入らなければ、その場で解雇する」と語った
ピート·ヘグセス米国防長官は30日(現地時間)、「米軍が人種と性平等のような社会的イシューではなく、戦闘力強化だけに集中するようにする」と強調した。ヘグセス長官は同日、バージニア州のクアンティコ海兵基地で招集した全軍指揮官会議で、「我々はあまりにも多くの軍リーダーを誤った理由で進級させた。 彼らの人種や性別の割り当て、いわゆる歴史上「最初」のために進級させた」と主張した。続いて「李政権は我々の富を..
膳場貴子氏:ヘグセス米国防長官は「人種や性別といった誤った理由で多くの幹部が昇進してきた」と主張。多様性や公平性に配慮した女性や黒人の登用を批判しました。
安田菜津紀氏:ヘグセス氏は人種差別や性差別に対する問題提起を揶揄するような言葉を使っていた。彼は以前から「マイノリティの登用は組織を弱体化させるということを持論として展開してきたが、むしろ意思決定に多様性がなくなって硬直化していってしまう組織こそ脆弱だ。
別の理由を根拠にして多様性を高める女性初の首相誕生を喜ばしい状況とは思わない安田氏の考え方もまた、別の理由を根拠にして多様性を高める女性・マイノリティの登用を問題視するヘグセス氏の考え方と本質的に同じです。
自分では変えることができない属性の壁を高市氏が超えたことは、社会がジェンダー平等に一歩進んだことを示す出来事に他なりません。
個人ブログ「マスメディア報道のメソドロジー」にて、論理学や心理学の定義に基づいた、メディアの報道・政治家の議論における論理的誤謬などの問題点を指摘。「ひるおび」「報道ステーション」「NEWS23」「サンデーモーニング」などの具体的な放送内容や議員の答弁、記者の発言などを例示しての論理的な分析が話題を呼んでいる。記事の一部を言論プラットフォーム「アゴラ」にも転載中。

