地熱発電については、リードタイムが長いという致命的な欠点があり、さらにその賦存量も限定的です。
水力発電は、出力調整が行える非常に高規格な再生可能エネルギーですが、残念ながら日本には適地が残っていません。
また、元村氏は、メガソーラーに対して「多少は環境破壊する」と主張していますが、メガソーラーによる大規模環境破壊を「多少」と表現するのは国民の感覚とは完全にズレています。
地球温暖化に対してほとんど抑止効果がない僅かなCO2排出量を減らすために悠久の大自然を破壊するなど本当にバカげています。杉山大志氏は、2050年までに日本のCO2排出を直線的にゼロにするとしても、それによる気温の低下は12年分の排出量に相当する0.006度しかないことを試算しています。
そもそも火力発電によるバックアップが必要な再エネによるCO2削減効果が極めて低いことは先週記事で詳しく説明しました。
政府が使用済み太陽光パネルの再利用義務化を断念したのは、所有者が費用負担する他のリサイクル関連法と整合しないからです。もちろん、すべての発電事業者が自らの責任でリサイクルを行うことが求められます。なにしろ、「再生可能」エネルギーなわけですから(笑)、高額な費用を国民に負担させるなどもってのほかです。

