【今週のサンモニ】給付と減税なら給付の方が断然マシ|藤原かずえ

【今週のサンモニ】給付と減税なら給付の方が断然マシ|藤原かずえ

『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。


さて、この問題に関するサヘル・ローズ氏のコメントには、少なからず抵抗を感じました。

サヘル・ローズ氏:それぞれの政策とか皆さんの出している案を見て、減税や給付金は本当に今必要なものであると思う。
だけど、それ以上の先を見据えた支援というものは、やはり生活をしていく中で、物価高もそうですし、光熱費もそうで、家賃もそうで、日々の積み重ねの中でのシワ寄せが一般市民に凄く来てしまっているので、その先を考えた時に、どうやって賃金を引き上げてくれて、そこに子育てや介護ができるか、そういうことも先を見据えたことも考えてほしい。

イラン出身のイスラム教信者であるローズ氏の言説に特徴的なのは、安易に一般市民を被害者ポジションに置き、その公助を当然のことであるかのように主張することです。

イスラム教では、貧しい人に施しを与えることはアッラーによって課せられた義務(ザカート)と捉えられています。

もちろん、富の再分配は、自助が不可能な本当に貧しい人には必要ですが、日本の一般市民の経済的状況を考えれば、光熱費・家賃・賃金などに対する公助の義務を日本政府に課すのは、経済的社会権の乱用であり、明らかに非現実的です。日本は社会主義国家ではありません。

ローズ氏は続けます。

サヘル・ローズ氏:悲しいなと思ったのは、いまそれぞれの党が戦っていると思うが、そこの議題の中に外国籍の方への発言だったり、移民問題というのもあると思うが、それって私たち外国人は選挙権をもっていないので、そのことに対して投じたかったり、けして外国の人が凄く優遇されているわけでも、日本の方だって優遇されているわけではない中で、自分たちの選挙権がない、発言できる権利がない人達を挙げて攻撃するようなことは、違うんじゃないかなと心苦しく見ている。

一部の排外主義的な政党による外国人差別やヘイトスピーチには、私も強い違和感をもちます。彼らは訪日外国人を総じて犯罪者であるかのように蔑視しますが、これは人間差別に他なりません。外国人の基本的人権は日本国憲法によって保障されています。

その一方で、安全保障を揺るがす形で外国人の自由権が認められている案件や、社会的コストに見合わない形で外国人の社会権が認められている案件は皆無ではありません。国政選挙においてこれらの議論が行われるのは至極当然です。

関連する投稿


【今週のサンモニ】相変わらず「悪魔の照明」を求めるサンモニ|藤原かずえ

【今週のサンモニ】相変わらず「悪魔の照明」を求めるサンモニ|藤原かずえ

『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。


【今週のサンモニ】珍しいコメンテーター同士のバトル|藤原かずえ

【今週のサンモニ】珍しいコメンテーター同士のバトル|藤原かずえ

『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。


【今週のサンモニ】「サンモニ」の生き残る道が見えた(笑)解散報道|藤原かずえ

【今週のサンモニ】「サンモニ」の生き残る道が見えた(笑)解散報道|藤原かずえ

『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。


【今週のサンモニ】2026年もトランプ、高市批判ありきでスタート!|藤原かずえ

【今週のサンモニ】2026年もトランプ、高市批判ありきでスタート!|藤原かずえ

『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。


【今週のサンモニ】今年最後に「アッパレ!」発言が登場|藤原かずえ

【今週のサンモニ】今年最後に「アッパレ!」発言が登場|藤原かずえ

『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。


最新の投稿


【読書亡羊】「道産子アメリカ人」が静かに鳴らす警鐘が聞こえるか  ジョシュア・W・ウォーカー『同盟の転機』(日本経済新聞出版)|梶原麻衣子

【読書亡羊】「道産子アメリカ人」が静かに鳴らす警鐘が聞こえるか ジョシュア・W・ウォーカー『同盟の転機』(日本経済新聞出版)|梶原麻衣子

その昔、読書にかまけて羊を逃がしたものがいるという。転じて「読書亡羊」は「重要なことを忘れて、他のことに夢中になること」を指す四字熟語になった。だが時に仕事を放り出してでも、読むべき本がある。元月刊『Hanada』編集部員のライター・梶原がお送りする時事書評!


対中戦略立て直しの絶好のチャンス|櫻井よしこ×垂秀夫【2026年3月号】

対中戦略立て直しの絶好のチャンス|櫻井よしこ×垂秀夫【2026年3月号】

月刊Hanada2026年3月号に掲載の『対中戦略立て直しの絶好のチャンス|櫻井よしこ×垂秀夫【2026年3月号】』の内容をAIを使って要約・紹介。


【今週のサンモニ】相変わらず「悪魔の照明」を求めるサンモニ|藤原かずえ

【今週のサンモニ】相変わらず「悪魔の照明」を求めるサンモニ|藤原かずえ

『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。


「訳アリ物件」の奇妙な話|なべやかん

「訳アリ物件」の奇妙な話|なべやかん

大人気連載「なべやかん遺産」がシン・シリーズ突入! 芸能界屈指のコレクターであり、都市伝説、オカルト、スピリチュアルな話題が大好きな芸人・なべやかんが蒐集した選りすぐりの「怪」な話を紹介!信じるか信じないかは、あなた次第!


山上徹也裁判の罪と罰|佐藤優×仲正昌樹【2026年2月号】

山上徹也裁判の罪と罰|佐藤優×仲正昌樹【2026年2月号】

月刊Hanada2026年2月号に掲載の『山上徹也裁判の罪と罰|佐藤優×仲正昌樹【2026年2月号】』の内容をAIを使って要約・紹介。