ヨーロッパ激震!「ロシア滅亡」を呼びかけたハプスブルク家|石井英俊 

ヨーロッパ激震!「ロシア滅亡」を呼びかけたハプスブルク家|石井英俊 

ヨーロッパに君臨した屈指の名門当主が遂に声をあげた!もはや「ロシアの脱植民地化」が止まらない事態になりつつある。日本では報じられない「モスクワ植民地帝国」崩壊のシナリオ。


この「小規模な会合」とは、「第14回ロシア後の自由な民族フォーラム」を指している。このフォーラムでは、トランプ大統領のMake America Great Again(MAGA)をもじって、Make Russia Small Again(ロシアを再び小さく) がキャッチフレーズとして使われている。カール・フォン・ハプスブルクが引用したこのマガレツキーの言葉は、「大きなロシアは大きな問題をもたらす」のだから、ロシアは小さければ小さい方が良いという意味の文脈で話されているのだ。

ロシアは典型的な植民地帝国

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年次演説でカール・フォン・ハプスブルクは、現代のロシアはモスクワによって統治されている「典型的な植民地帝国」であると明確に発言した。ハプスブルクは、この帝国(ロシア)が植民地を経済的に搾取し、ウクライナ戦争で植民地の人々を「大砲の餌食」として利用するなど、人々を抑圧していると指摘している。

この点については説明を要するだろう。我々日本人は「ロシア」を統一された一つの国としてイメージしがちだ。ところが実際、ロシアには100を超える多数の民族が暮らしているし、それらはかつてのロシア帝国の時代に征服され、ソ連・スターリン体制の残虐な民族虐殺政策のもとで弾圧され続け、今日に至るまで無理やり服従させられてきた諸民族の集合体に過ぎない。そうした諸民族にとっては、モスクワによって「植民地」として支配されている状況が、今日の「ロシア連邦」なのだ。国の名前が、ロシア帝国からソ連、そしてロシア連邦と変わっていっても、モスクワの支配者によって統治されている構図そのものには何の変化もないと訴えている人々が数多くいる。

少数民族出身者を意図的に前線へ

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