蓮舫氏:小池さんは、光に光を当てるのは大変得意な人です! それを意味不明な横文字で説明するのも得意です。私はそうじゃない! 光があるところは、自分で自家発電できる人は、自分で頑張って下さい。そうじゃないんだ! 広がる光と影! 伸びる長い影! だったら私はこの陰に光を当てて!光が薄くなるまで! 影が短くなるまで!徹底的に光を与えて! その人たちが自分の足で立ち止まって立ち上がって歩いていくことができるようになる! そういう都政を作りたい都民さんにお約束させていただきます。
このどうとでも取れる演説を聴いて、具体的にどのような施策が展開されるのか想像できる人はいないでしょう。このファンタジーによる【感情的恐喝 emotional blackmail】こそ、日本の政策議論をダメにしてきた元凶であり、政敵への憎悪を増幅するものです。
次の主張も何が言いたいのかさっぱりわかりません。ただ感情に訴えて叫んでいるだけです。
蓮舫氏:子どもが生まれると実際は期待と全然違う。子供は泣き続けるんです。泣き止まない! ず~と泣き続けている! 何が言いたいのかわからない!初めての育児! 不安の中で私が泣きたかった! 本当に孤独だった! あの時に「大丈夫だよ」「みんな同じだから」「孤独じゃないから」そんな言葉が欲しかった! そんな場所が欲しかった!(中略) 私は「産めよ増やせよ」ではないと思う! 私は子供を産まない女が問題ではないと思う! ツケを誰かのせいにする政治ではなくて! キメ細やかにあなたに届く! 不安と負担に寄り添う! 東京都で子どもを育てる人にはそういう政策を隅々まで届けたい!
子どもの夜泣きの責任は地方公共団体にはありません。子ども扶養義務は親にあります。子どもの夜泣きに対する不安や負担を地方公共団体のせいにする親など聞いたことがありません。夜泣きが嫌なら子どもを産まなければよかったのです。
逆に、地方公共団体が、日夜パトロールした上で夜泣きの子どもを発見し、「大丈夫だよ」「みんな同じだから」「孤独じゃないから」などと勝手に育児に介入したとすれば、それはプライヴァシー権の侵害以外の何物でもありません。あえて言えば、モンスタークレーマーを彷彿させるこの意味不明の主張も、政敵への憎悪を増幅するものです。