日本保守党の共通認識
さて、政党や議員を選ぶということは「皆様の代弁者」を選ぶのでは無いという私の認識をここで示したいと思います。明文化していませんが、それは保守党の共通認識であるとも理解しています。
たとえば、ある課題の世論調査で9割が賛成、あるいは支持者にアンケートをとったら9割が賛成したとします。
しかし、国全体のこと、日本という国の在り方に照らして反対すべきと考えれば、反対の意思を明確に示し行動する、そうした役割を担っているのが政党や議員だと思います。
その際、何故反対をするのか、分かりやすい言葉で説明をし、大局的な観点と目の前の小さな論点の両方を示しながら、自らの意思判断の正しさを理解していただくように尽力すべきことは言うまでも有りません。
もし、政党や議員が「代弁者」であるのなら、地域住民、あるいは支持者の9割が賛成していたら、それが地域や日本にとって正しくないと政党や議員自身が思っても、その9割の意見に従わねばなりません。
でも、それで良いのでしょうか?それでは、ただの「使い走り」に過ぎないと考えます。「使い走り」は不要です。
政党や議員の役割は、自らの志や理念を打ち立て、様々な課題に対して周知を集めながら見識を磨き、大局的な見方で自らの軸に基づいての判断を下すこと。そして啓蒙と説明責任を果たすことと考えています。
飯山あかり候補が身を挺して示した「在り方」
「政党や議員を選ぶ」ということは「世論の賛成や反対に耳を傾けつつも、最終的には世論では逆の意見が多くても、自らが正しいと考える決断を下すことができる見識・識見を持つ政党や議員を選ぶ」ということです。こうした観点に基づいた姿勢は先の補欠選挙において飯山あかり候補が身を挺して「在り方」を示していました。
そして、周知を集める、つまり周りの意見に耳を傾けつつも、最終的には自らの見識で決定を下すことを負託されていることを自覚して臨むものであると。
そしてその認識を共有しながら政治課題に向き合っていく共感を広げ行動する場が保守党なのです。