【今週のサンモニ】寺島実郎氏の「禅問答」に徹底的に付き合ってみた|藤原かずえ

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『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。今回はいつも何を言っているのかピンとくることのない寺島実郎氏のコメントに、逐一突っ込みを入れてみました。


安倍政治の本質を理解していない寺島氏

寺島実郎氏:岸田政権というのは、自民党の中でも保守リベラルで、宏池会らしい政治をやり始めるのかと思っていたら、派閥解散ということで何もしないまま解散になっちゃった。要するに歴史に岸田政権がどう残るんだろうか。アベ継承政権で終わるのか。つまりアベ路線を引き継いだ者として終わるのか、それとも21世紀の新しい日本の保守政治を切り開いていくのか。

ここで脈絡もなく「岸田政権」の登場です(笑)。「保守」と「リベラル」という対立する概念を無節操に繋げた寺島氏の言う「保守リベラル」とは一体どういう概念なのでしょうか。

保守とは、個人の政治的自由権を制限して政治的社会権を確保すると同時に経済的自由権を与える思想であり、リベラルとは、個人の経済的自由権を制限して経済的社会権を確保すると同時に個人に政治的自由権を与える思想です。

ちなみに、個人の政治的自由権を尊重すると同時に、金融市場への資金流入と国民負担率を上げて手厚い経済的社会権を国民に与えた安倍政権は、「保守」という名のリベラル政権です。安倍政権が個人の政治的自由権を制限したとすれば、テロ等準備罪くらいですが、それでさえ犯罪と無縁な大多数の個人にとっては制限ゼロです。

寺島氏の言う「宏池会らしい政治」がリベラリズムを指すのであるのなら、既に安倍政権が「宏池会らしい政治」を行っており、安倍継承政権である岸田政権は「宏池会らしい政治」を安倍政権から継承しています(笑)。安倍政治の本質を理解していない寺島氏には理解できないかもしれませんが。

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