「核を持った者勝ち」を阻止するため
松原耕二氏:今の戦争の在り様を見ていると、ウクライナは核を持たない上に侵略されて、国土は荒廃している。ロシアはというと、西側は追い詰め過ぎないように気を使い、国土はほとんど無傷だ。これほど不公平なものはない状況だ。
つまり核を持った者勝ちだ。これが核抑止の現実だ。それなのに核抑止をさらに強化しようとする動きがみられる。核抑止に固執する考えをどう乗り越えられるか、最も知恵が問われている
支離滅裂なコメントです。核抑止こそ「核を持った者勝ち」を阻止する手段であるからです。西側は「核抑止に固執」しているわけではなく、「ならず者国家」が目指す「核を持った者勝ち」を阻止するため、核抑止せざるを得ない状況に追い込まれているのです。
核廃絶論者の大きな勘違いは、核で世界を脅している「ならず者国家」に対して核廃絶を積極的に促すことなく、その核を使わせないための西側の核抑止を積極的に非難していることです。この勘違いに気付かない限り、的を射ない無駄な議論を繰り返すだけであり、罪もない人の生命に危機を及ぼすことになります。
個人ブログ「マスメディア報道のメソドロジー」にて、論理学や心理学の定義に基づいた、メディアの報道・政治家の議論における論理的誤謬などの問題点を指摘。「ひるおび」「報道ステーション」「NEWS23」「サンデーモーニング」などの具体的な放送内容や議員の答弁、記者の発言などを例示しての論理的な分析が話題を呼んでいる。記事の一部を言論プラットフォーム「アゴラ」にも転載中。